【動画】サニブラウンの言い訳とは?『聞こえなかった』が大炎上?

東京オリンピックの陸上男子200m代表・サニブラウン・アブデル・ハキーム選手。

1m90cmの体格を生かしたストライドの大きな走りが持ち味です。

そんなサニブラウン選手が、『言い訳がましい』と炎上した騒動がありました。

2019年9月末からドーハで開催された世界陸上での一幕。

いったいなにが批判を浴びたのでしょうか?

実際にサニブラウン選手は『言い訳』をしたのでしょうか?

動画とともに振り返っています。

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サニブラウンの『言い訳』とは?

まずはサニブラウン選手を紹介します。

画像引用元:runrunskip.com

サニブラウン・アブデル・ハキーム

国籍 日本

種目 短距離走

大学 フロリダ大学

生年月日 1999年3月6日(22歳)

出身地 福岡県北九州市

身長 190cm

体重 83kg

コーチ担当者 レイナ・レイダー

自己ベスト 60m 6秒54(2019年)

日本記録 100m 9秒97(2019年)

日本歴代2位 200m 20秒08(2019年)

サニブラウン選手は、ガーナ人の父と日本人の母を両親の間に生まれました。

戸籍上の姓は「サニブラウン」、名は「アブデルハキーム」で、名付けたのは祖父です。

父親はサッカーの経験があり、母親は100mとハードルで全国高等学校総合体育大会陸上競技大会に出場した経歴を持つアスリート一家。

サニブラウン選手も子供の頃はサッカーに取り組み、ポジションはフォワードでした。

小学校3年生の時に母親からの薦めで陸上競技を始めています。

城西大学附属城西中学校・高等学校に進学。

16歳だった2015年の世界ユース選手権で男子100mと200mで2冠に輝きました。

200mでは、ジャマイカのウサイン・ボルトさんが持っていた大会記録を更新して注目を集めています。

2017年の9月には世界と戦える環境を求めてアメリカの強豪、フロリダ大学に進学。

2019年6月の全米大学選手権で9秒97の当時の日本新記録をマークしました。

また、10月の世界選手権では男子400mリレーでアンカーを務めて日本の銅メダル獲得に貢献。

翌月には、プロ転向を表明し20歳の若さで 陸上のプロ選手となりました。

1m90cmの体格を生かしたストライドの大きな走りが持ち味です。

サニブラウンの『言い訳』とは?『聞こえなかった』が炎上?

スタートが聞こえなかった?

そんなサニブラウン選手が出場した2019年9月29日、ドーハで開催された世界選手権の男子100メートル準決勝でアクシデントが起こります。

サニブラウン選手は、スタートで大きく出遅れると、必死の巻き返しも及ばず、10秒15で1組5着(向かい風0.3メートル)で敗退。

2017年のロンドン大会に続き、2大会連続で準決勝の舞台で姿を消すこととなりました。

 

物議をかもしたのは、レース後のインタビューでのサニブラウン選手の発言でした。

「(号砲の)音が全然聞こえなくて、マジかと思った。なんともいえない」

サニブラウン選手によると、スタートの号砲が自分だけ聞こえなかったということ。

その後も、敗因はスタートの出遅れという主旨のコメントをしています。

 --スタートで出遅れた

 

「前半は遅れて、なんだかなという感じだった。あと少しというところで、のんびりしてしまった。いかに最初が大事かとわかるレースだった」

 

 --レースプランは

 

「スタートをスムーズに出て、後半しっかりまとめていけば余裕だと思った。自分が集中しきれなかった」

このときの動画がありました。(スタート2;55~)

たしかに、サニブラウン選手は他の選手からスタートが出遅れていますね。

「言い訳」だと炎上?

これに対して、ネットではサニブラウン選手に対して「言い訳だ」と批判が殺到したのです。

ただ、サニブラウン選手を擁護する声も多くありました。

サニブラウン選手の言い訳については、賛否両論あったようですね。

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サニブラウン・ハキームの発言は本当に『言い訳』なの?

画像引用元:unlimit-real.com

国際陸連に質問状を

このサニブラウンん選手の発言を受けて、日本陸連の麻場一徳強化委員長はレース翌日の29日に国際陸連に質問状を送ったことを明かしています。

実は、最初は抗議するという話もありましたが、本人とコーチと話して抗議は止めたそうです。

質問状ではスピーカーなど音響システムに関して「作動していたか」「配置が正しかったか」を確認したといいます。

翌30日に国際陸連から「正常に作動していた。問題は無い」と回答があったということでした。

歓声が邪魔をした?

その後、スポーツ報知の記者が取材でフィールド内に入り、100メートルで使用したスターティングブロックを確認しています。

機器には合図のピストル音が鳴るスピーカーがついており、後方や前方にもスピーカーが複数個設置されていたそう。

「100メートルの場合は、隣レーンのブロックから鳴る音も聞こえるはず」と関係者は付け加え、万全を期していることを強調したといいます。

しかし、記者はこのようなことに気づいたともつづっています。

実際に9レーンに立つと、思いの外客席が近くにせり出してきていることに気づいた。

アーチを描くような作りになっており、大外の9レーンだけは、ブロックから10メートルもないほどの位置に客席がある。

今大会は、スタートの直前まで関係なく観客が盛り上がっているケースがあり、時折「シーッ!」と注意のアナウンスが入ることもあった。

もちろん、実際のレース時、サニブラウンの耳にどれほど客席からの雑音が届いていたかは分からない。

ただ、機器の問題でないとするならば、影響した可能性もありうるだろうと感じた。

引用元:https://hochi.news/articles/20191002-OHT1T50250.html

実際にフィールドに立ってみると、客席の近さが気になったようですね。

スピーカーからピストルの音が鳴っていても、歓声で聞き取りにくかった可能性もありそうです。

しかし、サニブラウン選手本人は、泣き言、恨み言を言わず、気持ちを切り替えて、その後の400メートルリレー銅メダル獲得に貢献しています。

この件で、ひとつメンタル面が鍛えられたに違いありませんね!

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まとめ 【動画】サニブラウンの言い訳とは?

東京オリンピックの陸上男子200m代表・サニブラウン・アブデル・ハキーム選手。

2019年の世界選手権で「言い訳をした」と炎上したことがありました。

サニブラウン選手によると、敗因はスタートの号砲が聞こえず、出遅れたとのこと。

これに対して、ネットでは「言い訳がましい」「サニブラウン選手がかわいそう」と賛否両論の声が聞かれました。

サニブラウン選手の訴えを受けて、日本陸連は国際陸連に質問状を送っていますが、国際陸連からは「問題はなかった」との回答でした。

また、スポーツ報知の記者によると、スタジアムの構造から歓声で号砲が聞こえなかったかもしれないという見方もあるようです。

この件で、メンタルを鍛えられたサニブラウン選手。

東京オリンピックでは、力強い走りを見せて、メダルをつかんでほしいですね!

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