【箱根駅伝2020】区間新記録続出なぜ?理由はピンクシューズだけじゃない

いよいよ2020年の箱根駅伝が始まりました。

今年は区間最高記録ラッシュが出ています。その理由は?

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【箱根駅伝2020】区間最高記録のラッシュ!

箱根駅伝2020では、次々と「区間最高新記録」が出ているようです。

2区 東洋大 相沢晃(4年)

花の2区で、東洋大の相沢晃(4年)が、1時間5分57秒の区間新記録を樹立。

2011年前のモグス(山梨学院大)の記録を7秒上回り、順位を14位から7位に上げる7人抜きを披露しています。

相沢選手、ご本人も予想以上の5分台だったようです!

「想定していたよりは(たすきリレーの際)後ろだったが、先頭に1秒でも追いつける走りをしようと思った。自分の力を出し切れた。6分を切れるとは想定していなかった」

3区 東京国際大 イエゴン・ヴィンセント(1年)

11キロ過ぎに、先頭を行く青学大の鈴木塁人(4年)に近づき首位に。

ペースを落とすことなく平塚中継所にトップで飛び込み、1時間切りとなる驚異の59分25秒の区間新記録を樹立しています。

はじめての箱根駅伝で区間新とは…さすがです。走破した後も余裕の表情でした。

10月の予選会後には、こんな風に語っていました。

「日本に来て1番慣れないことは」と聞くと、「アスファルト上での走り」と根本的な問題を口にした。ケニアでは土の上で練習するのが当たり前だった。硬い路面に苦しめられたが来日わずか9カ月で克服。日本の整備された国道を跳びはねるように快走した。

4区 青山学院大 吉田祐也(4年)

4区では、当日変更で起用された吉田祐也(4年)選手が、東京国際大の佐伯涼選手(3年)との1分以上の差をジワジワと差を詰めて、15キロ過ぎに逆転。

昨年、相沢晃選手がマークした区間記録(1時間0分54秒)を上回る1時間0分30の区間新記録をマークしています。

5区 東洋大 宮下隼人(2年)

東洋大の「山の神」柏原選手に憧れて駅伝の世界に入った宮下選手が、箱根の山で最高記録をマークしています!

6区 東海大 館沢亨次(4年)

青学との3分22秒差からの逆転を狙う東海大の主将・館沢亨次選手(4年)は、前半からハイペースで仕掛けるも、後半ややペースダウン。

それでも粘りの走りを見せ、57分17秒。

昨年大会で小野田勇次選手(青学大)がマークした記録を40秒更新する驚異の区間新記録を樹立しています。

7区 明大 阿部弘輝(4年)

7区では、明大の阿部弘輝選手(4年)が1時間1分40秒の区間新記録を樹立。

2018年大会の林奎介選手(青学大)が持っていた前記録を36秒更新しています。

10区 創価大 嶋津雄大(2年)

最終10区(23・0キロ)の嶋津雄大選手(2年)が1時間8分40秒の区間新をたたき出しました。

創価大は総合9位に入り、3年ぶり3回目の出場で初のシード権を獲得しています。

青山学院大が大会新記録で優勝

2年ぶり5度目の総合優勝を決めた青山学院大は、復路もリードを守り切って10時間45分23秒(速報値)の大会新記録で頂点に返り咲いています。

【箱根駅伝2020】区間新記録ラッシュの理由はピンクシューズだけじゃない

今年は、次々と区間新記録が樹立されています。その理由はなぜ?

恵まれた天候条件

今年の箱根駅伝往路も復路も、かなり天候に恵まれたといえます。

スタート時点の東京大手町では気温が7,8度。風もほとんどないかやや追い風が吹いていました。

風の強さに苦しむ茅ケ崎近辺もそれほど強くなかった様子。

走っている選手もかなり快適ではないでしょうか?

スーパールーキーの登場

今年は1年生の活躍も目立ちました。

2区首位でタスキを渡した青学大の岸本大紀選手は1時間7分3秒の区間5位で、伊達秀晃選手(東海大)が持っていた日本人1年生記録の1時間8分4秒を上回っています。

3区では、13位でたすきを受けた駒大の1年生・田沢廉選手が区間記録を塗り替える1時間1分25秒で区間3位。チームを6位に押し上げるなどの活躍をみせています。

ルーキーたちに刺激を受けて、2年生以上の選手の走りにも加速がついたのではないでしょうか。

相沢VS伊藤の白熱並走

相沢選手の区間新の功労者は、東京国際大の伊藤達彦といっても過言ではないかもしれません。

相沢選手とエース区間の2区で13位でたすきを受けた東京国際大のエース・伊藤達彦選手と(4年)とはデットヒートを繰り広げていました。

しかし、走っている間は時折、笑顔がこぼれるなど、爽やかな闘い。

相沢選手はこのようにコメント。

「(東京国際大の伊藤達彦とつばぜり合いを続けた)この記録を出せたのもそれが要因。大学を卒業しても切磋琢磨してやっていければ」

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/news/20200102-OYT1T50013/

さらに、相沢選手に振り切られたものの、8位まで順位を上げた伊藤選手もこう語っていました。

「相沢くんに追いつかれるのは想定内。ずっと相沢くんのことは意識していた。自分が一番、戦いたかった相手だったので、すっごく楽しかったです」

卒業生たちの活躍

209年には、東京オリンピック代表選考にむけてMGCが開催されました。

1位:中村匠吾選手(駒沢大卒)、2位服部勇馬選手(東洋大卒)、3位大迫傑選手(早稲田大卒)など、かつて箱根マラソンで活躍した先輩たちが活躍。

その後の大会でも、オリンピックへの切符をめぐりしのぎを削った卒業生たち。

彼らの走りを見て、選手たちも今年さらにモチベーションが上がったのではないでしょうか?

ナイキ・ヴェイパーフライの威力?

そして、昨今のマラソンや駅伝で話題をさらっているのがナイキのシューズ。

実際に往路105人中87人の選手がこのピンクの「ヴェイパーフライ」を履いていたといいます。

このナイキのシューズは、世界の有名選手たちにも愛用され、すごい記録をマークしているのです。

9月29日のベルリンマラソンでは、ケネニサ・ベケレ(エチオピア)が世界記録に2秒と迫る2時間1分41秒をマーク。

10月12日にウィーンで行われた「INEOS 1.59 Challenge」というイベントでは、世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ(ケニア)が非公式レースながら42.195kmを1時間59分40秒で走破するなど、マラソン界に革命を起こしています。

今回も区間新記録を出した相沢選手、吉田選手、宮下選手、舘沢選手、阿部選手は、このナイキ・ヴェイパーフライを履いていたようです。

ヴェイパーフライの凄さについてはこちら!ナイキ『厚底シューズ』ヴェイパーフライ凄い理由!マラソン使用禁止に?

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区間新記録ラッシュにネットも驚きの声

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まとめ 【箱根駅伝2020】区間新記録ラッシュの理由は?ピンクナイキだけじゃない!

近年、まれにみる高速レースとなっている2020年の箱根駅伝。

区間新記録が続出してます。

その理由はいろいろとあるのでしょうが、やはり最後は選手の箱根駅伝にかける情熱なのでしょう。

果たして優勝は、どのチームが勝ち取るのか。結果がとても楽しみです!

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