タレント・エッセイストとして活躍する小島慶子さん。
2018年に自らに発達障害(ADHD)があることを公表しました。
気になる小島さんの発達障害とはどのような症状なのでしょう?
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小島慶子が発達障害をNHK『あさイチ』で激白!
小島さんは6月24日放送の「あさイチ」にゲスト出演。
2018年に軽度の発達障害ADHD(注意欠如・多動症)と診断されたと語っています。
「びっくりしましたけど、色々と困りごとがあったのは、そういうことだったのかと。対処の仕方が分かるようになったので良かったですね」
小島さんが発達障害を公表したことで周囲からもさまざまな反応が。
「うちの子に発達障害の『診断』が下ったらどうしよう?」というお母さんもいたそうです。
これに対して、小島さんはこうコメント。
「診断がくだるかくだらないかより、その人が何に困っているかのほうが大事」
「困っていることを解決してあげるために、専門家につながるのが良い場合もあるし、話を聞いてあげることが必要な場合もあるし。
それは人それぞれなので、あまりにも『診断が下る』ことにこだわり過ぎてしまうと、却ってその人が見えなくなってしまう」
小島さんは病名そのものよりも、本人の「生きづらさ」を周囲が理解してあげることが大切と言っています。
診断は、そのきっかけと考えることが、本人にも家族にもいい状況を生み出すのではないでしょうか。
小島慶子の発達障害の症状は?
主治医から発達障害ADHDと診断されたのは40歳を過ぎてから。
「もっと早く知りたかったよ!」
という気持ちだったそう。というのも子供の頃から、思い当たる症状があったようです。
- ひねくれ者とか育てにくいとか癇が強いとかわがままとか言われた。
- 姉からは小島家の「失敗作」とまで言われた。
- 友達との距離感がわからない。
- 唐突な行動でひんしゅくをかう。
- 時間配分が下手で期限を守れなかった
思い起こせば、中学の3年間は「闇」だったとも。
「なぜうまくいかないかわからないので、学校も世の中も何もかも、私も消えてなくなればいいと思って。
3年間は反抗をしまくってブラックリストに載ってしまった。辛かったですね」
「親ともぶつかり合った。私なんか死ねばいい、私なんかダメ人間だと自分を責めるほうに行ってしまった」
当時はまだ、発達障害という概念や知識が浸透していなかったので、原因がわからず苦しかったと思います。
家族も困惑して、当人の心がけや性根の問題だと思っていたそう。
厳しいしつけで矯正しようとしたゆえに、「生きづらさ」につながり、摂食障害や不安障害など二次障害を引き起こしてしまったといいます。
発達障害と診断されて、ようやく肩の荷が下り自分を受け入れることができたそうです。
発達障害はむしろ『ギフト』と思えるように
小島さんは自らの思考回路や言動を、「オートマ運転ではなくマニュアル運転」と例えています。
他の人が見たらパッとわかるものを、私はいちいちギアを入れ替えながら理解していくという意味だそう。
逆にこの特徴が、これまでの仕事や経験に活かせたといいます。
議論の進行やインタビューには、人の気持ちを推し量ることが下手くそだったがために、よく聞いて整理する癖が役立った。
人を笑わせたり、退屈させないように話したりすることができるのは、間が悪くてそつなく話すことができないという不全感を抱えてきたからだ。
だから、今はこの特徴をわりと気に入っている。
引用元:https://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/1111111/062800032/?P=2&ST=mobile
周囲の理解のおかげでこの特徴はむしろ「ギフト」であると思えるようになったといいます。
発達障害と診断されたおかげで、以前のように混乱し、自分を責めることはなくなったそうです。
自分の子どもが発達障害かも?と思ったら
そして、「自分の子どもが発達障害かもしれない?」思う親御さんにこんなアドバイスをしています。
- 定型とされる何かからズレていることを、恐れなくてもいい
- 好きなことを存分にさせればいい。好きなことは、その子を成長させてくれる
- 専門家に相談すること。診断名を恐れて、子どもを孤独にしてはいけない
- 普通じゃない我が子を受け入れられない親の気持ちが最大の障害になることを忘れない
小島さんは、このようにもコメントしています。
「普通と違う」ことは、世界の終わりではないのだ。
普通と違うことを、一人ひとりの個性とポジティブにとらえるだけで、子どもの「生きやすさ」は大きく変わるのではないでしょうか。
相手の立場にたって「こう言えばどう思うのか?」という想像力を大切にすることは、通常の人間関係でおなじことですよね。
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まとめ 小島慶子の発達障害の症状は?
波乱万丈な人生を歩んできた小島さんですが、昨年、自身が発達障害であることを公表しています。
小島さんによれば、発達障害は「個性」であって、考え方を裏返せば「ギフト」にもなりうるということ。
小島慶子さんの活動によって、発達障害をよりオープンに話せる環境になっていくのではないでしょうか?