志村けん転院先病院で病状回復せず死去|人工心肺装置の『生存率』とは

新型コロナウイルス感染が明らかになったお笑いタレントの志村けんさんが心配です。

一時は危篤状態になった、快方に向かっているなど、病状の情報も錯そうした状態。

そこで、発表されている最新の病状や治療の状況についてまとめています。

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志村けん新型コロナウイルス発症から入院まで

志村けんさんが新型コロナウイルスに感染した経緯、その後の病状や治療については、いまのところこのように発表されています。

  1. 3月17日 発症。倦怠感があったため自宅静養に。
  2. 3月19日 発熱と呼吸困難の症状が表れる。
  3. 3月20日 都内の病院に搬送。
  4. 3月23日 新型コロナウイルス検査で陽性と判明。
  5. その後は集中治療室で人呼応呼吸器による医療を受けていた。
  6. 3月24日 当初入院していた病院から人工心肺装置のある別の病院に転院。

志村さんの所属事務所も「医療関係者にお任せしているとしか言えない。本人は病状の回復に全力で努めております」とコメントするにとどめています。

また、事情を知る関係者は「重度の肺炎を発症していて、陽性判定が出た23日は集中治療室で人工呼吸器を装着し、一時重篤な状態になったと聞いている」とも明かしていました。

志村けんさんの病状が心配です。

【追記】2020.03.30

残念ながら、志村けんさんが逝去されたと報じられました。享年70歳。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

志村けんがコロナ重症化した理由とは

新型コロナは高齢者で糖尿病や高血圧、肺や呼吸器官に持病がある人は重症化しやすいと言われています。

志村さんは先月20日に70歳の古希を迎え、ヘビースモーカー、そして芸能界きっての酒豪としても知られています。

先月には胃のポリープ手術で入院していたということですから、免疫力が弱っていたのかもしれません。

専門家の医師によると、やはり「感染しやすい状態」ではあったようです。

「志村さんの場合、4年前に肺炎で入院したということで、通常の人より肺に相当なダメージを受けたはず。

それに加え、昨年までたばこを吸い続け、先月には胃のポリープ手術で入院。

その後も普通に仕事をこなし、お酒も飲んでいたそうだから、免疫力が相当落ちていたと考えられる。7

0歳という年齢もあり、新型コロナウイルスにかかる下地があったといえるだろう」

引用元:https://www.sanspo.com/geino/news/20200326/geo20032602490001-n2.html

志村けんが装着した人工心肺装置ECMO(エクモ)とは?

志村けんさんは、3月24日に当初入院していた病院から、人工心肺装置のある新宿区の別の病院に転院していたことが判明しています。

それには、大きな理由がありました。

「肺気腫があり、人工呼吸器に肺が耐えられず、人工心肺が必要になったと考えられる」(医療関係者)

志村さんの転院先の病院には重い肺炎患者の治療に使われる「ECMO(エクモ)」と呼ばれる人工心肺装置があるそうです。

画像引用元:https://newspass.jp/a/h3epv

MEMO

ECMOは低下した肺の機能を人工肺で補う装置。

首や足の付け根から静脈に太い管を入れ、血液を体の外へ吸引し、人工肺で血液に酸素を取り込ませ、体内へ戻す。

重症肺炎により肺での酸素の取り込みができなくなった患者に用いられ、自分の肺の機能が回復するまで、人工肺が肺の機能の代わりを担う。

志村けんの最新の病状は?人工心肺装置ECMO生存率は?

ECMO治療の生存率は?

日本集中治療医学会や日本救急医学会の調査によると、ECMOを装着した患者の状況は?(3月11日時点)

少なくとも23人がECMO治療を行い、うち12人が治療を終えて回復。

亡くなった患者はいない。

半分以上の方が治療の効果があったということですから、生存率は高いとも思えます。

また、このようなコメントも。

症例数を多く経験している施設であれば、救命率70~80%。

今後、さらに重症患者が増加した際には、ECMO管理が切り札の一つになる。

ただ、あくまでも治療期間のチャンスを伸ばすために呼吸維持の時間稼ぎをする装置であり根治的治療ではないことを留意する必要がある。

引用元:https://dot.asahi.com/dot/2020030200005.html?page=1

ただ、あくまでもECMOは呼吸維持をサポートする装置であり、新型コロナウイルスを治療してくれるものではないということですね。

志村けんの最新の病状は?

ECMO治療を受ける志村さんの病状について、医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広氏は慎重にコメントしていました。

「ECMOはウイルスを殺すわけではない。新型コロナは年齢が高ければ高いほど致死率が上がる。

それはなぜかといえば、若い人より免疫力・回復力が低いから。ECMOは肺の代わりを務めて“時間稼ぎ”をする装置にすぎない。

肝心なのはやはり本人の体力や回復力。ウイルスに打ち勝てるかどうかだ」

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200326-00000033-tospoweb-ent

上医師によると、志村さんの最新の病状はこのような状態だといいます。

  1. 一部で「ヤマは越えた」と報じられているが、それはあり得ない。
  2. ECMOの効果が出てくるのは、せいぜい1週間後あたり。
  3. 肺や肝臓が人より悪ければ、その分、体力がないのだから回復は遅い。
  4. 経緯を聞く限り、深刻で予断を許さない状況。

一方でもうすこし楽観できるコメントをする専門家もいます。

順天堂大医学部心臓血管外科教授の天野篤氏は「全身の健康状態にもよるが、肺の病気だけならば、効果は期待できる」と説明。

急性の肺疾患では、ECMOの治療は2週間以内が通例という。

引用元:https://newspass.jp/a/h3epv

天野医師によると、志村さんの快復時期は?

  1. 装置が外れた後、専門病院での入院が最低でも2週間。
  2. 歩行や呼吸のリハビリを2週間から1カ月。
  3. その後、順調にいけば2、3カ月で今まで通りの生活ができる。

どちらにせよ最善の医療措置を受けていることは確かだと思われますが、あとはご本人の体力や回復力しだいということ。

引き続き、志村けんさんの快復を心から願いたいものです。

【追記】2020.03.30

残念ながら、志村けんさんが逝去されたと報じられました。人工心肺装置での治療も効果が出なかったということです。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

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志村けん人工心肺装置ECMO治療の新宿区病院はどこ?

志村けんさんの転院先病院はどこだったのでしょうか?

東京都新宿区でECMOを完備している病院は3つということ。

▶東京女子医科大学 麻酔科手中治療部

▶東京医科大学 集中治療部

▶独立行政法人国立病院機構災害医療センター救命救急科

(参考:http://square.umin.ac.jp/jrcm/contents/ecmo/sanka_list.html)

この中で、「第二種指定感染症」である新型コロナウイルス患者が収容できる病院は、第二種感染症医療機関とされている独立行政法人国立病院機構災害医療センター救命救急科の可能性が高いのではないでしょうか?

どの病院かは公表されていませんが、都内にはこのようなECMOを完備した施設が新宿区以外にもあるようです。

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