ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBSワシントン支局長の山口敬之氏から性的暴行を受けたとして起こしていた民事訴訟。
12月18日に、東京地裁は山口氏に330万円の支払いを命じ、伊藤さんが勝訴しています。
長い長い闘いを笑顔で終えた伊藤さん。この4年間には、いろいろなことがありました。
【画像】伊藤詩織があのホテルでグラビア撮影はデマ?
2015年9月には、伊藤詩織さんがモデルとなり「グラビア撮影」をした写真を公開していると噂が流れました。
伊藤詩織さんの件ってまだやってるのか。個人的に最初の会見で共謀罪について言い出した時点できな臭さを感じ、手記出した時点で胡散臭さを感じ、あのホテルでグラビアみたいなの撮ってるの見て信頼性はなくなった。
— 笠 希々@アニるっ!管理人 (@animekannsou) June 29, 2018
(その後、伊藤詩織さんに対して違和感だらけになっていったんですよね。理由は海外ロビー活動による日本貶めです。あとグラビアやメディアにまるで芸能人かのように出るようになった事の、本当の性犯罪被害者への悪影響を考えたからです。)
— 赤☆利右衛門👵 (@ikemeso90) March 8, 2018
しかも、撮影場所が伊藤詩織さんが「被害」にあったホテルだと言うのですが…。
その写真がこちらです。
確かに、若くて美しい女性がモデルとなり、レトロなホテルの廊下らしきところでポーズを撮っています。
しかし、よく見ると、伊藤さんと顔が違いますね。
この写真は、たしかに伊藤詩織さん自身のインスタグラムに投稿されたものでした。
しかし、よく見るとモデルは別人の土屋ひかるさん。下着メーカートリンプのイメージモデルをされていた方です。
土屋ひかるちゃんすっごく好き!この髪型真似してまするw pic.twitter.com/1b08IPmenv
— まじ天使花丸ちゃんずら (@maruchanzura26) October 24, 2019
伊藤さんはカメラマンとして、この写真を撮影しただけ。ルブタンという靴のブランドのキャンペーンだったようです。
写真についての解説はありませんが、女性カメラマンによる女性モデルの撮影であること、さらに「Kicked out with Louboutin」というタイトルから、なにか社会へのメッセージが込められていたのかも…とも感じさせます。
【動画】伊藤詩織のカルバンクライン広告出演には絶賛の嵐
一方で、伊藤詩織さんは、海外アパレルメーカーのカルバンクラインのキャンペーン動画には、モデルとして出演されていました。
詩織さんが起用されたのは、カルバン・クラインが「MY STATEMENT. #MYCALVINS」と題するキャンペーン。
中国、韓国、台湾、香港、インド、日本のアーティストやアクティビストたち10名のうちの一人として伊藤さんが選ばれました。
国際女性デーと、その2019年のテーマである「バランス」をモチーフにビデオを制作。
伊藤さんの肩書は「映像作家(ジャーナリスト)/サイレンスブレーカー」として紹介されています。
「サイレントブレーカー」には、抑圧や沈黙を強いられがちな性暴力被害について声をあげ続けたことへの高い評価が込められています。
伊藤さんの意志を感じる、まっすぐで強い瞳が印象的です。
このオファーを受けた理由を伊藤さんは、こう語っていました。
〈カルバンクラインから連絡をいただいた時は、いくら女性をエンパワーしたいと言われても下着と聞いて、お断りするつもりでした。
しかし「レースの下着を履いていたから同意していた」と無罪判決になったアイルランドでのニュースを見て、これまで自分自身に向けられた服装への批判などがフラッシュバックしたと同時に、このCKオファーについて考え直し、参加させていただくことにしました〉
下着での出演ということで、いろいろな意見やバッシングも巻き起こりましたが、伊藤さんは自分の声を世界に届けるという信念を貫きとおしました。
伊藤詩織さんが動画の中で、語っていた言葉が心に残っています。
「私たちに必要なのは、自分を信じ、真実を信じること」
【画像】伊藤詩織グラビア撮影はデマ?カルバンクライン下着動画は絶賛の嵐
元TBSワシントン支局長の山口敬之氏から、2015年に性的暴行を受けたとして民事訴訟を起こしていたジャーナリストの伊藤詩織さん。
この4年間には、いろいろなバッシングや噂も流れました。
伊藤詩織さんがモデルとしてグラビア撮影をしたというのはデマでしたが、自らの声を世界に届けるためにカルバンクラインの動画には出演しています。
長かった「闘い」もひとつの節目を迎え、今後、伊藤詩織さんがどのような活動をしていくのか注目が集まります。