2017年、2018年と2年連続で、朝霧JAMへ。2回とも、ふもとっぱらキャンプ場のオートキャンプで参戦しました。
正直、その前までしばらく朝霧JAMから遠ざかっておりました。最初に朝霧JAMに参戦したのが2003年!その頃はまだ「ツウ」の間で人気の音楽フェスで、混み具合も適度、富士山の絶景を眺めながらのんびりキャンプで音楽を堪能するというチルでアットホームな雰囲気が漂っていたのですが。
しだいに、その魅力が拡散して人が増え、キャンプサイトA・Bともにいい場所は早朝からの争奪戦になり。さらに会場近くの「場内駐車場」を手に入れられるのは、奇跡の確率となり、抽選で当たらなければ重いキャンプ道具をえっちらおっちらかついで駐車場からのシャトルバスに乗らなくてはならず…。と、自分自身がもう若くはない年齢になってきたのもあり、いつしか朝霧JAMは「ハード」なフェスというイメージに。
ところが、数年前から「ん、これはいいかも…」という情報が友人から。会場である「朝霧アリーナ」から少し離れたふもとっぱらキャンプ場でオートキャンプできるチケットカテゴリーができたということ。実際、子連れ家族でゆったり参加できると評判がよく、わたしたちも2017年、2018年はオートキャンプで久々に参戦してみることにしました
今回は、その体験をもとに、ふもとっぱらオートキャンプのメリット、デメリットをご紹介しますね。
Contents
朝霧JAM ふもとっぱらオートキャンプとは?
まず、「ふもとっぱらオートキャンプ」とは、ということろからご説明しますね。
朝霧JAMには、他のフェス同様、チケットにいろいろなカテゴリーがありまして、ものすごくざっくり分けると以前までは会場内のキャンプサイトAとキャンプサイトBという2種類の選択肢がありました。このサイトは、オートキャンプではないので、テントなどの荷物はすべて自力でキャンプサイトまで持ち込む必要があります(これが、駐車場が遠く、シャトルバスでの会場入りだと大変なのです…)
数年前からできた「ふもとっぱらオートキャンプ」での参加であれば、通常のオートキャンプ場とおなじくクルマで入場し、クルマの横にテントが張れるというわけです。駐車券の値段などは下記の通り。
ふもとっぱら駐車券 1台 9000円(2018年のデータ)
※ただし2名以上の入場券を別途購入。フェス会場内にはテントは張れません。
ふもとっぱらオートキャンプのメリット
荷物の積み下ろし、設営などとにかくラク
クルマの隣にテントが張れるわけですから、場内のテントサイトに比べたら荷物の積み下ろしなどとにかくラクです。2018年は設営時に雨が降っていましたが、先にタープを張ってしまえば、それほど濡れるわけでもなく、設営はほどなく終わりました。
パーソナルスペースがゆったりしている
2017年に比べると、2018年は若干クルマの数が増えたなぁという気はしました。それでも、場内のサイトに比べたら、隣のテントとの距離は保てていると思います。昨年は昼13時ぐらいとゆっくり目に到着しましたが、なんとか通路沿いのわりと便利な場所を見つけることができました。
カセットコンロ、バーベキューOKで自炊が楽しめる
焚火など直火でなければ火気OKです。本当にふつうのキャンプとおなじようにバーベキューや鍋など料理が楽しめます。わたしたちも、途中のスーパーでがっつり食材を買い込み、ほぼ3食自炊で過ごしました。周りの人たちも肉を焼いたり、燻製つくったりして楽しんでいましたよ。
クルマの出し入れOK。買い出しやお風呂にも
夜11時~翌8時など、クルマの出し入れ禁止時間はありますが、それ以外は「外出」も自由。なにしろ、すぐそこにクルマがありますから。ちょっとした買い出しや近くの日帰り温泉などにも行けます。なんか買い忘れなどがあってもコンビニに行けるから、これはとっても気がラクでした。
ふもとっぱら オートキャンプのデメリット
フェス会場までアクセスがしづらい
これは、もともと承知の上でしたが、フェス会場まではシャトルバスでの往復。場内に泊まるよりは、もちろん不便です。「会場までバスで約10分」とありますが、タイミングが悪いと長蛇の列が。最大で1時間ぐらい待つこともあると思います。帰りもラストまで見ようと思うとバス行列は覚悟です。
なかなかライブに行かなくなる
上記のバス問題もあり、また、テントサイトが快適過ぎることもあり、よいのか悪いのか会場に向かう腰がほんとうにずっしり重くなります。お目当てのライブがある場合は、余裕をもってバスに並ばないと、間に合わないことも。「2日券1万5000円」というお値段を考えると、これはデメリットなのかも。
トイレ、水場は行列。シャワーの使える時間帯は短め
だだっ広いキャンプ場にトイレや水場が4、5か所ほどなので、朝などは行列します。といってもこれは場内でもおなじ。キャンプ場のシャワーやお風呂もあるようですが、使用できる時間帯が限られていて(当日現地確認)うっかりしていたわたしたちは使えませんでした。
まとめ 今年もオートキャンプで参戦したい!
いかがでしたか?
これは…もう個人の好みかもしれませんが。
「せっかくの音楽フェスだから、がっつりライブを楽しみたい」という方にはあまりオススメできないかも。
でも、富士山の絶景を楽しみながら、のんびり音楽とオートキャンプに浸りたい。お子さん連れなのであまり無理はしたくない。そんな方には、とっても快適なのではないでしょうか?
ちなみに2017、2018年にわたしたちが見たライブは、それぞれ片手に余るほど。
チケット代もったいない…でも、今年もやっぱりオートキャンプで参戦したいと思っています。