大坂なおみ【うつ病の原因】棄権理由はわがままや弱すぎるメンタル?

5月31日、女子テニスの大坂なおみ選手が、全仏オープンのシングルス2回戦棄権を表明しています。

ことのきっかけは、大坂選手が全仏オープン試合後の会見拒否。

これに対して主催者側は約165万円の罰金を科しましたが、結局、大坂選手は全仏オープン棄権を発表。

理由は罰金ではなく、うつ病だということです。

全仏オープンでの会見拒否や試合棄権の裏には、「繊細すぎるメンタル」や「自由奔放な発言」への炎上がありました。

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大坂なおみが全仏オープンの棄権を発表!理由はうつ病!

まずは、全仏オープンでの会見拒否から、棄権までの流れを見てみます。

開幕前に会見拒否を表明!

全仏オープンの開幕前に、大坂なおみ選手がSNSで声明を発表。

大会中の記者会見には出席しないことを明らかにしています。

大坂選手は、このような内容を語っていました。

人々がスポーツ選手のメンタルヘルスに関心を持っていないとよく感じる。記者会見を見たり、参加したりするたびにまさにその通りだと思う。

私たちは座ってこれまで何度も尋ねられたことを聞かれたり、心に疑いが生まれるような質問をされたりする。

私のことを疑う人たちに自分を見せるつもりはない。

試合に負けた後、プレスルームで選手たちが精神的に崩壊している映像を私はたくさん見てきた。みなさんもそうだと思う」

1万5000ドルの罰金が!

そして、5月30日、実際に試合後の会見をボイコットした大坂選手に対して、主催者側から処分が科されました。

1万5000ドル(約165万円)の罰金処分

また、次のような警告も出しています。

「想像はつくと思われるが、違反を繰り返した場合、大会追放や、より多額の罰金、将来の四大大会への出場停止につながる重大な違反調査など、さらに厳しい制裁が考えられる」

 

これに対して、大坂なおみ選手は爆弾投下ともいえるSNSを更新。

「怒りは理解の欠如。変化は人びとを不快にさせる」

さらにインスタグラムのストーリーズには、2019年に亡くなった米人気ラッパーJuice Wrldの作品ジャケット写真が。

「Good bye&Good RIDDANCE」(さよなら、せいせいする)

主催者側の処分に真っ向から反論する姿勢を見せています。

全仏オープン棄権を発表!

全仏オープンのシングルス2回戦棄権を表明。

「数日前に投稿したときには、このような状況は想像もしていなかった。

大会にとっても、他の選手にとっても、そして私の健康にとっても、私が出場を辞退して、みんながパリで行われているテニスの試合に集中できるようにすることが一番だと思う

さらに、自身のうつ病を発表しています。

「本当のところ、私は18年の全米オープン以降、長い間うつ病を患っており、それに対処するのがとても大変だった。

私を知っている人は、私が内向的であることを分かっているし、大会で私を見たことがある人は、私がよくヘッドフォンをしていることに気づくはず。

それは社会不安を和らげてくれるから。

大坂選手は、すでに2年以上、精神的な病気で苦しんでいたようですね。

しばらくは、コートを離れるとも発表しています。

会見拒否にトップアスリートの反応は?大坂なおみ会見拒否の理由?ラケット破壊のヘイトや2年前の涙も関係

大坂なおみの鬱病の3つの原因「メンタル弱すぎ」やわがまま発言が理由?

大坂選手がうつ病に悩まされるようになったのは、2018年の全米オープン以来ということ。

2年前から現在まで、大坂選手のメンタルになにが起こったのでしょう?

記者会見のトラウマ?

大坂選手は、2018年の全米オープンで、日本女子として1996年ウィンブルドンの伊達公子選手以来22年ぶりのグランドスラムベスト4進出。(全米オープンに限れば初めて)

そして、日本女子史上初の決勝進出。

決勝では、セリーナ・ウィリアムズをストレートで下し、20歳でグランドスラム初優勝に輝いています。

しかし、翌年2019年に全米・全豪オープンのチャンピオンとして、ウィンブルドンに乗り込みますが、ユリア・プチンツェワ選手にストレート負けしています。

そして、試合後の会見で、ある記者が投げかけた質問。

「ごく短期間で大スターになったことにうまく適応できているか」

これに対して、彼女は司会者に顔を向けると、泣き出しそうだと伝え、静かに会見室を去っていきました。

全仏オープンでの記者会見拒否は、この会見がトラウマになっていた可能性もあります。

孤独からのラケット破壊?

画像引用元:matomequeen.site

テニスは、他のスポーツと異なり、試合中に監督やコーチが指示することが許されません。

試合が始まれば誰かと言葉を交わすことも許されず、コーチは客席に座り、せいぜい手を叩くか鼓舞する言葉を発するだけ。

コーチとのアイコンタクトすら許されないのは、2018年の全米オープン決勝でセレナ・ウイリアムスが証明しています。

そんな中での精神的プレッシャーは想像以上のものでしょう。

そのフラストレーションを発散するために、大坂選手もしばしばラケットを地面に叩き付け、破壊する行動を見せています。

2020年の全豪オープンでも、ラケットを投げ、蹴り飛ばしてしまいます。

 

2021年5月12日には、イタリア国際・女子シングルス2回戦で、米のジェシカ・ペグラ選手にストレートで負けした試合中にラケットを破壊。

 

この行為自体は、プロテニスの試合では珍しいことではありません。

過去には、ノバク・ジョコビッチ選手や錦織圭選手もラケットを破壊したこともあります。

 

しかし、このフラストレーションを発散するための行動が批判のタネになり、さらなるフラストレーションを呼んでしまったようです。

ラケットを提供する契約を長年の間結んでいるYONEXもこのようなコメントを出しています。

弊社のラケットは、自社工場で1本1本作り上げているものです。ですので、今回のような行為は決して望みません。

さらに、ツイッターなどでは、破壊行動に便乗して、人種差別的な発言も見られたそう。

大坂選手は、これにも心を痛めていたのでしょう。

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政治的発言への批判?

画像引用元:diary.ponkichi01.com

大坂なおみ選手はハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれ、日米二重国籍を持っていました。

22歳の誕生日を迎えるにあたり日本国籍を選択しています。

しかし、アメリカで生まれ育った大坂選手の心情は複雑なのではないでしょうか?

 

2019年に出演した日清のCMでは、アニメ化された大坂選手の肌が白く塗られていたことがありました。

これに対しても、「私はアスリートである前に黒人女性」と抗議。

公式の場では「誤解のないように」と英語を話し、たびたび黒人差別問題への政治的発言をしています。

 

2020年8月26日には、ウィスコンシン州で発生した白人警官による黒人男性銃撃事件への抗議を唱え、ニューヨークで開催中のウエスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝戦の棄権を発表したこともありました。(結局、出場)

大坂選手の黒人問題への強い関心と、自身のアイデンティティがさせた行動でしたが、日本国内では凄まじい批判が巻き起こったのです。

「日本人なのに黒人問題を理由に棄権することが理解不能」

 

人種問題については、日本人にはわかりえない点も多いかもしれませんが、「Black Lives Matter」のロゴのTシャツや、被害者の名前が書かれた黒いマスク姿を見て、さまざまな批判の声もあがりました。

画像引用元:www.tokyo-np.co.jp

「日本人なのに」「スポーツに政治を持ち込むな」「プロなら仕事を全うしろ」

大坂なおみさんは、選手である前にひとりの人間として主張したに過ぎませんでしたが、度重なる批判や炎上にメンタルが削られてしまったのかもしれませんね。

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