9月25日に開催されたラグビー・ワールドカップの試合で「奇跡」が起こりました。
ワールドカップ過去3度出場でわずか2勝の世界ランキング19位ウルグアイが、2度のベスト8を誇る同10位のフィジーを30―27で破ったのです。
その勝利を導いたのが、感動的な国歌斉唱。選手たちと一緒に流暢なスペイン語で歌う、日本人の男の子がいました。
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【動画】ラグビー・ウルグアイの勝利を導いた?日本人の少年が国歌斉唱!
ウルグアイの奇跡の勝利は、東日本大震災の被災地、釜石の方々にも大きな光を与えてくれたようです。世界のラグビー関係者とファンに強烈な印象を残しました。
釜石の地で、ウルグアイ代表が歴史的勝利をあげました!#RWC2019 #FIJvURU #RWC釜石 pic.twitter.com/yvDqyUCBRe
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) September 25, 2019
この勝利の瞬間の数時間前に、すでに感動的な場面がありました。それは、選手たちの国歌斉唱です。
Amazing moment as @rugbyuruguay‘s mascot sings along during the national anthem #RWCKamaishi #FIJvURU @LandRoverRugby #LandRoverRugby pic.twitter.com/ODds5r1sw0
— Rugby World Cup (@rugbyworldcup) September 25, 2019
こちらはロングバージョンです。
【MATCH 10 】
🇫🇯 #フィジー vs. #ウルグアイ 🇺🇾
ウルグアイの国歌斉唱、共に立つマスコットキッズも魂を込めて歌います😊感動の瞬間をもう一度💥
👇J SPORTSオンデマンドで見逃し配信中!https://t.co/7E0vRNfWRq#ラグビーワールドカップ #BRAVEを届けよう #RWC2019 #FIJvURU #RWC釜石 pic.twitter.com/aPSGye1wgm— J SPORTSラグビー公式 (@jsports_rugby) September 25, 2019
キャプテンのフアンマヌエル・ガミナラの隣に立ち、肩を抱かれながら、堂々と歌う日本人の男の子。
ウルグアイの国歌をきちんとマスターしてきた様子で、アンセム「Himno Nacional de Uruguay」を力強く歌いきりました。
隣にいるガミナラ主将が「よくやった」と頭をポンポンと叩き、少年と笑顔を交わしています。
頭を撫でられている様子がとても微笑ましいですね。奇跡の勝利を導いたラッキーボーイです。
【動画】ウルグアイ国歌斉唱のマスコットキッズは誰?男の子の歌に感動!
では、この少年は何者なんでしょう?
少年は、東京都に住む青木創太くん。年齢は8歳です。
川崎市のラグビースクールに通っているラグビー少年。
「友達は野球やサッカーと比べてラグビーをあまり知らない。だから、僕がラグビーやW杯の面白さを伝えたい」と、大会公式スポンサーのランドローバーが募った、選手と一緒に入場するマスコットキッズに応募。
8月下旬にウルグアイとの入場が決まると、スペイン語の歌詞を特訓。元日本代表主将の廣瀬俊朗さんらが立ち上げた参加チームの国歌を覚えるプロジェクト「スクラムユニゾン」が公開している動画を見ながら練習したそうです。
これには、ウルグアイのガミナラ主将も感動。
試合後、フアンマヌエル・ガミナラ主将は報道陣に対して自ら「とても驚いたことがあった」と切り出した。「僕と一緒に入場した子どもが国歌を一緒に歌ってくれたんだ。自分の国にいるように感じた。日本の皆さんに感謝したい」と述べ、「ありがとう」と日本語でお礼した。
なんだか同じ日本人として嬉しいです。青木くんはウルグアイの勝利を導いただけでなく、日本とウルグアイの懸け橋にもなってくれたようですね。
まとめ 【動画】ウルグアイ国歌斉唱のマスコットキッズは誰?子供の歌に感動!
9月25日、東日本大震災の被災地・釜石市で行われたウルグアイvsフィジー戦。
ウルグアイが奇跡の勝利を収めました。さらに、試合開始前の国歌斉唱でウルグアイ国歌を堂々と歌う少年の姿が。
マスコットキッズの青木創太くん(8歳)の雄姿もファンの間で話題になりました。
これにはウルグアイの選手も感動。ラグビーのすばらしさを教えてくれた場面でした。
さまざまなドラマが生まれるラグビーワールドカップ。これからも目が離せません。