日本を代表する男子フィギュアスケート選手、羽生結弦さん。
その華麗な演技を支えるのが、華やかで斬新な衣装です。
羽生選手の衣装をデザインしているのは、若干32歳の若手女性デザイナー!
羽生選手とのエピソードも満載です。
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羽生結弦の衣装デザイナーは伊藤聡美!歴代衣装も担当
羽生選手の衣装がとても美しく、世界感に合っていると評判ですね。
羽生結弦さんの衣装デザインを手がけるデザイナーは伊藤聡美さんという方です。
2020年12月全日本選手権では、新しい衣装を披露。
上下ブラックで金色のラメが入ったジャケット、光沢感のある革パンスタイルの衣装。
英シンガーのロビー・ウィリアムスによるロックナンバー「レット・ミー・エンターテイン・ユー」を実戦で初披露しました。
こちらの衣装も伊藤さんのデザインである可能性も高そうですね。
伊藤さんもふだんから「黒が好き」「レザー素材が得意」と語っていました。
「黒」です。ほとんど黒しか着ません。中学生くらいからずっと黒です。黒がカッコいいと思います。
素材としてはレザーが好きでした。
引用元:https://victorysportsnews.com/articles/5815/original
新しい情報が入り次第、追記します。
チャコット社から独立
伊藤さんは1988年生まれの32歳。
千葉県で日本人の父とタイ人の母の間に生まれました。
- 服飾の仕事をしていた母の影響でファッションに興味を抱いた。
- 高校卒業後服飾専門学校へ。
- 腕を磨くためにノッティンガム芸術大学の最終学年に編入。
- 帰国後22歳で、バレエやダンス用品などを手がけるチャコット社に就職。
影響を受けたデザイナーは、アレキサンダー・マックイーンやジャン=ポール・ゴルチエ、ジョン・ガリアーノ、アントニオ・マラスということ。
会社時代は、「自分の作品」という実感が生まれず、26歳で独立。
そこからは、自作のデザイン画をスケートリンクに持ち込んで自ら売り込み、地道に顧客を増やしていったそうです。
番組『セブンルール』で特集
現在では紀平選手のほか、男子では羽生、宇野選手、女子では本田真凜、樋口選手ら多くのトップ選手の衣装を担当している伊藤さん。
多くの選手から信頼を寄せられる伊藤聡美さんは、番組『セブンルール』でも特集されています。
次回 2019年1月8日(火)よる11時オンエアの「#7RULES ( #セブンルール )」は、羽生結弦・本田真凜ら、フィギュアスケートのトップ選手から依頼が殺到する 衣装デザイナー #伊藤聡美 に密着 ⛸!#青木崇高 #YOU #本谷有希子 #若林正恭 #角舘健悟 pic.twitter.com/HWosVJnRhr
— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) December 28, 2018
〈 衣装デザイナー #伊藤聡美 の #セブンルール〉
1.デザイン画の顔は本人に似せる
2.冷蔵庫にガリを切らさない
3.嫌なことは「嫌」と言う
4.男子選手の衣装は850g以内
5.年に一度 家族で寺を参拝する
6.日没後 1時間徘徊する
7.選手にデザインの意味は伝えない#7RULES pic.twitter.com/RzcgZ3PgrN— 7RULES (セブンルール) (@7rules_ktv) January 8, 2019
7つのルールを見ると、なんだかユニークなお人柄が伝わってきます。
羽生結弦と衣装デザイナー伊藤聡美のエピソードとは
伊藤さんが初めて羽生結弦選手の衣装を手がけたのは、2015年のことでした。
「羽生選手から初めて依頼が来たのは2015年だったと思います。私もまだ駆け出しだったので、依頼が来たときにはめっちゃびっくりしました。
衣装の打ち合わせで初めてお会いしたときも緊張でずっと手が震えていました」
伊藤さんは、羽生選手のことをこう表現。
「フィギュアスケートがアートスポーツであることを理解されていて、自身の美学があるなと感じます」
単純に華やかなのではなく、世界観が表れる衣装にしてほしい、と言われているということ。
自分に似合う衣装のイメージを持っていて、フィッティングのときにも『もっとここをキラキラさせてもいいと思います』と意見を言ってくれるとか。
4回転ジャンプの増加に伴い、『できるだけ軽くしてほしい』という要望は年々、強くなっているそう。
羽生選手の衣装も、2015年の頃は約850グラムでしたが、昨シーズンのショートプログラム『秋によせて』、フリー『Origin』はともに610グラム。
伊藤さんが羽生さんの衣装で特に苦労したのが『SEIMEI』の衣装。
「『SEIMEI』の衣装は、今まで作った衣装の中でもパーツ数がとても多い。あの難しい衣装を、ひと月もないくらいで作らないといけない。とにかく、必死でした」
こちらが、2019-2020シーズンに復活した『SEIMEI』の衣装(『SEIMEI』では4着目を製作)
羽生さんからのオーダーは…
「襟の部分を黄緑にすることと、ボルドーとゴールドの石を」
実は伊藤さん、衣装はできるだけ自分だけの手作業にこだわっています。
仕上げにかかる期間は3日~7日くらいで、1日13時間から15時間くらい作業するそう。
羽生選手はカナダにいるので、なんと仮縫はナシ!
自己管理の徹底した羽生は、体重も体型も変わっていないからということ。
「羽生さんの求めているものの120%くらいになるようにと思って、納得するものを作るという気合で作っています」
「フィギュアスケートはアートスポーツ」と語る伊藤さん。
プロフェッショナルである羽生選手と深い信頼関係で結ばれているのですね!
衣装デザイナー伊藤聡美のオーダー方法や価格は?
伊藤聡美さんの衣装は、ジュニア選手以上であればオーダーすることができるそうです。
ただし、あまりに人気のため現在HPによるとオーダーは停止中のよう。
納期:2~3ヶ月
予算:男女共に20万円前後から。お任せデザインなら15万〜
ちなみに浅田真央選手の衣装は1着100万円以上だったということ。
羽生選手の衣装も同じぐらいの値段だと予想できますね。
紀平梨花さんの衣装も担当!紀平梨花の衣装デザイナーは伊藤聡美!値段20万からオーダー可能!
羽生結弦 プロフィール
生年月日 1994年12月7日(26歳)
出生地 宮城県仙台市泉区
身長 172 cm
体重 57 kg
血液型 B
趣味 音楽鑑賞
学歴 仙台市立七北田小学校 仙台市立七北田中学校 東北高校・早稲田大学