4月15日、フランス・パリのノートルダム大聖堂で火災が起き、大規模な被害があったというショッキングなニュースが入ってきました。
このニュースに関連して、現在、まさに劇団四季により名古屋で上演中、さらに7月からは京都で上演予定の「ノートルダムの鐘」の今後はどうなるのか?まさか中止?という声も聞かれます。
そこで、今回は、劇団四季の「ノートルダムの鐘」の今後の上演についてどうなるかを調べてみました。
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ノートルダム大聖堂の火災で、日本国内にも影響が
【動画】#ノートルダム大聖堂 のシンボルである尖塔が焼け落ちると、集まった人々から悲鳴が上がった。 pic.twitter.com/tDO4jpwu9D
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) April 16, 2019
ノートルダム大聖堂の火災の現状ですが、日本時間の4月16日夕方現在、すでに火はほぼ消し止められたということです。しかし、尖塔と屋根の3分の2が崩れ落ちてしまいました。わたしは、観光でノートルダム大聖堂を訪れたことがあるだけですが、この映像を見てとても悲しくなりました。さらに、この街に暮らし、ノートルダム大聖堂を身近に感じ、敬虔な信仰の場としてきた市民の方々の悲しみは計り知れません。
【動画】パリ市民が集まり、聖歌を合唱した。#ノートルダム大聖堂 pic.twitter.com/MmQEJakqsR
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) April 16, 2019
すでにマクロン大統領は、ノートルダム大聖の「再建」を宣言し、国内外から寄付を募ると発表しています。グッチやルイヴィトンなどのCEOが巨額な寄付の申し出ているそう。
このニュースは日本国内にも大きな影響を与えました。ディズニーランドのショーでは、フレイムキャノンという炎の演出がノートルダム大聖堂への配慮かカットされたという噂も。
@tos #TDR_now ワンマン初回、シス調なのかノートルダム火災への配慮なのかフレイムキャノン無しでした
— しゅがら (@shugalo) April 16, 2019
今日のワンマンはフロロー様のフレイムキャノンがカットされてたらしくノートルダム大聖堂への配慮だとしたらリスペクト案件
— とんちき⛅ (@tonchiki26) April 16, 2019
そーいえばワンマン初回、フレイムキャノン無かったー。「町中焼きつくしてやる」ってフロローのセリフあるしいろんな事への配慮なのか気になるねー。
2回目~からどーだったんだろ。— めいじ ◟(’ㅅ’)◞ (@MEIJIxM) April 16, 2019
ツイッターでは「ノートルダム大聖堂再建のための寄付をしたい」などの声も上がっていて、日本国民もこのニュースにとても関心を持っていることがわかります。
「ノートルダムの鐘」劇団四季の公演が炎上で中止?
そんな中、心配されているのが、現在、名古屋で公演中、さらに京都で上演予定の劇団四季による「ノートルダムの鐘」というミュージカル作品。このタイミングで、今後の上演はどうなるんだろう?と思っている人も少なくないと思います。
『ノートルダムの鐘』は、世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)」に想を得た作品です。これまでにも映画化、舞台化が繰り返されていますが、劇団四季が上演するのはディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作し、2014年に米国カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホイヤ劇場で初演。その翌年2015年にニュージャージー州ペーパーミル劇場で上演されました。
15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして、その3人が愛するジプシー娘エスメラルダが綾なす愛の物語―。今回の演出版では、ユゴーの原作がもつシリアスな印象を重要視し、人間誰もが抱える“明”と“暗”を繊細に描くことで、深く美しい人間ドラマに創り上げました。
https://www.shiki.jp/applause/notredame/about/
まさにノートルダム大聖堂が舞台。ものすごくざっくりとストーリーを説明すると、3人の男性が、1人の美しいジプシー女性に恋焦がれたゆえに迎える悲しい結末。なんと、登場人物のひとり、大聖堂聖職者フロローがノートルダム大聖堂の鐘楼に火を放つシーンがあるというのです。
ノートルダム炎上のニュース見てたら、CMでノートルダムの鐘の舞台やってた…タイムリーすぎて、どうにも。
— ことん (@Belle1201) April 16, 2019
電車でノートルダム大聖堂炎上のニュースを読む私の頭上には劇団四季「ノートルダムの鐘」のポスターが。なんという皮肉。
— やさぐれひーさん。 (@hr51ka0tears) April 16, 2019
https://twitter.com/matai_mother/status/1117972566700781568
もちろん、この「炎上」に関しては「ノートルダムの鐘」という作品や劇団四季にはなにも罪はありません。本当にタイミングが悪いというか、ついていないというか…。ただ、ノートルダム大聖堂にまつわる話というだけでなく、舞台の中でも「炎上」シーンが出ているというのは、なんともいえない気持ちになります。
「ノートルダムの鐘」劇団四季の公演継続?炎上シーンはカット?
それでは、今後、この劇団四季による「ノートルダムの鐘」の公演はどうなるのでしょうか?
現在、名古屋で上演中。千秋楽は5月19日。その後は、京都で7月28日~11月30日まで公演予定でチケットの一般発売も始まっています。
このノートルダム大聖堂の火災の影響で、公演は中止になってしまうのでしょうか?実は、この火災について劇団四季が4月16日にコメントを発表しています。
パリのノートルダム大聖堂の火災を受け、ミュージカル「ノートルダムの鐘」を名古屋で上演中の劇団四季は16日、会場の名古屋四季劇場(名古屋市中村区)に「被災された大聖堂の皆さま、パリ市民の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます」などとするメッセージを張り出した。さらに、公式ツイッターには日仏英3カ国語でお見舞いの言葉を投稿した。
メッセージは「『ノートルダムの鐘』を大切な作品として愛しています。その舞台で起こったこのたびの悲しい出来事に、出演者・スタッフ一同、深い衝撃を受けております」などとしたうえで、「一日も早い復興をお祈りいたします。大聖堂の荘厳な鐘の音が、平穏なパリの街に響きわたる日常が一刻も早く訪れますように、心から願っております」と結んでいる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190416-00000065-asahi-soci
今回のノートルダム大聖堂の火災につきましてお見舞い申し上げます。劇団四季は、ノートルダム大聖堂が舞台のミュージカル『ノートルダムの鐘』を大切な作品として愛し、日本で上演しています。その舞台で起こった悲しいニュースに深い衝撃を受けております。一日も早い復興を心よりお祈りいたします。
— 劇団四季 (@shiki_jp) April 16, 2019
やはり、劇団側もこの問題に触れることを避けることはできませんでした。むしろ、この火災のニュースを日本国内で一番驚き、胸を痛めたのではないでしょうか?日仏英語でコメントを発表したということですから、フランスや世界中の方々への配慮もうかがえます。
メッセージでは、「『ノートルダムの鐘』を大切な作品として愛しています。その舞台で起こったこのたびの悲しい出来事に、出演者・スタッフ一同、深い衝撃を受けております。一日も早い復興をお祈りいたします。大聖堂の荘厳な鐘の音が、平穏なパリの街に響きわたる日常が一刻も早く訪れますように、心から願っております」とありますが、今後の上演については触れていません。
この文面から判断すると、ノートルダムの鐘という作品への愛と、劇団四季公演は予定通り続けられるということが伝わってきます。例の「炎上」シーンについては、演出を変えて上演するのか、そのまま残すのかが気になるところですが、以前の公演を見られた方が見れば、その違いもわかりますよね。上演を続けてほしいという人もたくさんいます。
【追記】劇団四季ミュージカル「ノートルダムの鐘」の中の、公演スケジュールや演出に変更はなし。炎上シーンはそのまま上演されると発表されました。
作中で大聖堂が火事になるシーンあるからもしかしてと思ったけど、劇団四季さんノートルダムの鐘が公演中止にならなくてよかった。カジモドが住んでるとこ焼け落ちちゃったねぇ。。 https://t.co/IIIh7oNSm0
— みってぃ (@mitty004) April 16, 2019
劇団四季のノートルダムの鐘、行きたいな
— るんるん (@1129_nico) April 16, 2019
数年ぶりに四季の舞台に足を運びました。頻繁に観ていた10年程前とは役者さんの顔ぶれも様変わりしていましたが、舞台のクオリティはむしろ高くなっているのではと思う程でした。特にカジモド役の飯田さんの演技には不思議と何度も涙がこみ上げてくるのを抑える事が出来ませんでした。人に優しくされたい、優しくしたいという人間の根源的な願いを観る人に思い起こさせる作品だと思います。彩りと感動をありがとうございました。
今回も引き込まれすぎて苦しくなるぐらい、本当に感動!数日経った今も余韻が残って、思い出してはまた感動しています。観るたびに感動が深くなる、そんな素晴らしい作品に出会えて感謝!!ありがとうございます!!
名古屋で初めて見て衝撃を受けたノートルダムの鐘。あれからあの感動と衝撃が忘れられず、購入したCDを毎日聴いています。今でも涙が出ます。今年はやっと、やっと京都へやってきてくれる….早速予約をしました。今年は3回観に行く予定です。もっと多くの方に観て欲しいこの作品。難しい…なんて声を聞きますが、そんなことはなく。とても純粋で、清らかで、強くて、美しい作品、ノートルダム。早く観たい。
すべて引用元:https://www.shiki.jp/comment/index/83
ツイッターなどや公式サイトに寄せられた感想を見ると本当によい作品のようです。メディアでも評価が高い、劇団四季の「ノートルダムの鐘」。今回の火災は本当に残念ですが、このミュージカルを見て、ノートルダム大聖堂への思いをはせるのもいいのかもしれません。この悲しい出来事を心にとどめ、なにかできることがないのか、一日も早い再建を願う、というのも復興へのひとつの貢献だと思います。
さらに個人的には、劇団四季やディズニーが「ノートルダム大聖堂再建へのチャリティー上演」などを開催してくれたいいな、と思っています。
まとめ 「ノートルダムの鐘」劇団四季の公演が炎上で中止?今後はどうなる?
いかがでしたでしょうか?
フランス・パリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が起こりました。尖塔や屋根の3分の2が焼失した姿に世界中の人々がショックを受けています。
そんな中、現在、上演中の劇団四季のミュージカル「ノートルダムの鐘」はどうなるのだろう?という声があがっていましたが、4月16日劇団四季がこの火災についてのコメントを発表。ノートルダムの鐘という作品についての愛と、1日でも早いノートルダム大聖堂再建への思いを語っています。このコメントの文面によると、ミュージカルの上演は中止されない模様です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
むしろこのニュースで劇団四季の「ノートルダムの鐘」を見たくなったよ。
アニメは見たけど舞台はまだ見てないので。