4月1日から、いよいよNHK朝ドラ「なつぞら」がスタートしましたね。広瀬すずさん主演のストーリーも楽しみですが、その主題歌を担当するのがスピッツということで、草野マサムネさんの声で朝を始められるのもとても嬉しいです。
放送が始まり「やっと新曲聴けた!」という喜びの声と同時に、主題歌の「優しいあの子」のカップリング曲のタイトルが「悪役」ということで話題を呼んでます。
そこで、今回は「悪役」という曲の歌詞とその意味、カップリング曲に選んだ理由について調査してみました。
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NHK朝ドラ「なつぞら」主題歌のカップリング曲「悪役」の歌詞
実はこの「悪役」という曲は、2018年秋のフアンクラブ会員限定ライブ「ゴースカ」で「新曲」としてすでに披露されていたようです。今回、なつぞら主題歌「優しいあの子」のカップリング曲として6月19日にやっと発売されることになりました。
ゴースカで「悪役」を聞いた方々の声です。
https://twitter.com/SPZ_1987_3050/status/1056191519869218817
新曲は『悪役/あくやく』だった。漢字なのかな、ひらがななのかな。冒頭の歌詞は殆ど聴き取れなかったけど「嬉しい時も悲しい時もそばにいて欲しいんだ」「悪役になる覚悟は出来てる」って歌ってたな。次回のアルバムに入ったら嬉しい。良い曲だった。#ゴースカ仙台 #ゴースカネタバレ祭り
— エマ / Emma (@RaceyLacey_4019) October 27, 2018
https://twitter.com/amanatu_spitz/status/1056353845918392321
新曲の悪役は自分的には最近のフジファブリックの曲に近いイメージだった。総くんの作るイントロやメロは激しく、サビは哀愁漂うゆったりした感じ!
— ねこあれ。 (@yutono8823) October 27, 2018
https://twitter.com/soratobi82/status/1056163362004852736
https://twitter.com/aririn705/status/1056151760585158657
新曲・悪役をきいたとき、こんな30年以上歌を作っててまだ新曲ができるの怪物すぎない‥……?と思ってしまった‥…… #ゴースカネタバレ祭り
— あべ (@abeo_tonton) October 27, 2018
どうやら、アップビートで、激しいところ哀愁がただようパートがあり、とてもかっこいい曲のようですね。当時は(仮)がつく仮タイトルだったんですね。ファンクラブ限定ライブなので、当然、動画はありませんでしたが、ご自分で思い出してメロディーを演奏してくれている方もいましたよ。
https://twitter.com/hayate5582/status/1056392564952117249
歌詞も聞き取って、記憶の限りあげてくれている方がいました。(聞き間違いもあるかもしれませんが)
https://twitter.com/irona_spz/status/1056183864236724231
嬉しいときも 悲しいときも そばにいるから
〜ときも 悩めるときも
↑牧師の言葉っぽい笑大サビで少し静かになって、
悪役になって矢面に立つ覚悟はできてる
↑かっこいい!!悪役、ギターリフが特徴的な明るいロックで演奏してるみんな楽しそうだったな〜♡#ゴースカネタバレ祭り
— 優しいゆり (@yumeoi2p2p) October 27, 2018
すこしずつ誤差?もありますが、「うれしいときも、かなしいときも、そばにいるから。悪役になって矢面に立つ覚悟はできている」という意味合いで、とてもかっこいい歌詞です。前後の脈絡がわかりませんが、「恋人」「友達」「家族」どの関係にも通じる愛の強さ、深さを感じます。
「悪役」を「優しいあの子」のカップリング曲にした理由は?
主題歌のタイトルが「優しいあの子」に対して、カップリング曲が「悪役」というのは、なんとも気になりますね。
ちなみに、朝ドラ「なつぞら」のストーリーは次の通り。
昭和21(1946)年初夏、戦争が終わり、奥原なつ(9)は柴田剛男に連れられ、北海道・十勝にやって来た。戦災孤児のなつを受け入れた酪農一家・柴田家は、北陸からの開拓移民。剛男となつの父とは戦友で、もしもの時は、お互いの家族の面倒を見るという約束をしていた。
剛男の父・泰樹は偏屈者で知られていた。泰樹は、なつを厄介者と言いながらも内心、不憫に思っていた。子供ながらに覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳絞りを懸命に手伝う。なつの頑張りに心を動かされた泰樹は、生きる術をとことん叩き込む。なつも天真爛漫な子供らしさを取り戻していく。
やがて、なつは素敵な馬の絵を描く少年・山田天陽と出会う。天陽から当時、アメリカで流行っていた漫画映画の魅力を教えられ、〝絵が動く“夢のような世界があるのかと感動する。高校生になり、なつは天陽の影響で、絵を描く仕事に夢を持ち始めていた。そんな折、生き別れていた兄が東京で働いていると知らされ…。なつに旅立ちの日が近づいていた―。
引用元:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/about/
主題歌「優しいあの子」です。アニメーションがとてもかわいいし、スピッツ節が効いていて、ポジティブなんだけどどこかきゅんとする曲ですよね。
やっと聴けた‥ #なつぞら #優しいあの子 #スピッツ pic.twitter.com/Ev8e6OjzMH
— ぺんぎん (@penguin_0505) March 31, 2019
ドラマは主人公が、戦後の困難な時代、しかも開拓移民の家庭で困難を乗り越え、強く成長し、やがて東京でアニメーターをめざすというストーリー。夢もありますが、それだけではない。つらいことも、悲しいこともいっぱい経験するでしょう。
そんな主人公を、自分の大切な人になぞらえて、「どんなときにもそばにいて守る。自分が悪役になってもいい」という強い気持ち、主題歌の中だけでは表現しきれなかった思いを「悪役」という曲をカップリングに選ぶことで表現したのかもしれません。
もうひとつ考えられるのは、スピッツ自身が、この曲をとても大切に思い、ベストな発表のタイミングを待っていたという可能性です。「ゴースカ」のライブの中で、こんなMCがあったようです。
マサムネさん「この曲、結構前からあったんだけど、曲会議の時にいつもボツにされてて、やっと日の目を見ることができて良かったです!俺の自己満足ですが!」
大好きな曲がなかなかアルバムに入れられなくて、やっと音源化される。朝ドラの主題歌のカップリング曲ともなれば、より多くの人に聴いてもらえるチャンス。草野さんはじめ、スピッツのメンバーがそんな気持ちを込めて、「優しいあの子」のカップリング曲に選んだのかもしれませんね。
まとめ 朝ドラ主題歌のカップリング曲「悪役」には、スピッツの思いが込められている
いかがでしたでしょうか?
4月1日にスタートしたNHK朝ドラ「なつぞら」の主題歌が6月19日にリリースされます。そのカップリング曲に選ばれた曲のタイトルは「悪役」で、2018年秋に新曲としてファンの方々に披露されていた曲でした。
残念ながら、音源や歌詞全文は入手できませんでしたが、この曲を「なつぞら」のカップリング曲に選んだ背景には、スピッツの強い思いが感じられます。今後、インタビューなどで彼らの「生の声」を聞くことができましたら、新しい情報をご紹介したいと思います。とにかく、6月のリリースが楽しみですね。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。