2019五月病の治し方【社会人のための12選】まずは症状チェックから

2019年のゴールデンウィークは10連休の人も多いと話題になりました。GWは始まる前はわくわく、終わってみるとどんより。毎年5月のこの時期は、会社や仕事に行きたくなくなるものです。

五月病に備えて、連休中もいろいろと対策していた方も、いざ休みが明けてみると「なんだかだるい」「やる気がおきない」などの症状が表れることもあるでしょう。10連休と長い期間ですから、その分、休み明けのダメージも大きくなっているかもしれません。

そこで、今回は社会人向けの五月病の症状チェックと治し方や対処法をご紹介します。

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五月病とはなに?原因やきっかけは?

この時期になるとテレビや雑誌などで特集されるので、すっかりおなじみの言葉になっていますが、そもそも五月病とはどんな病気なのでしょう?

五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。

日本においては、新年度の4月には入学や就職、異動、クラス替え、一人暮らしなど新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応できないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称がある。医学的な診断名としては、「適応障害」あるいは「うつ病」と診断されるWikipediaより

五月病の原因は、主にストレスだと言われています。日本の会社や学校は4月が新年度のところが大半で、進学や就職、転居などで新しい環境に適応しようとがんばってきた緊張の糸が、GWの連休でぷっつり切れてしまう。その落差が、休み明けに再び職場や学校に戻ることを困難にさせてしまいます。

さらに五月病とは病院などで使われる正式な病名ではありません。医学的には、一時的な適応障害や抑うつ症状と診断されることが多いようです。

まずは五月病の症状チェックをしてみよう

  • なにかとイライラする
  • 漠然と不安になる
  • いつもより気分が落ち着かない
  • 理由もなく憂鬱になる
  • 眠れない、眠りが浅い
  • 体調がなんとなく優れない
  • ものごとに集中できない
  • 間違いやミスが多くなった
  • 仕事中に強い眠気が襲ってくる
  • なにごとにもやる気がでない
  • すぐへとへとになる(運動後を除く)
  • 寝起きなのに疲れている
  • 以前と比べてすぐ疲れるようになった

参考:http://www.wakunaga.co.jp/health/month/post_56.html

最近の自分の状況を振り返って、上記の項目で「よくある=2点」「ときどきある=1点」「ほとんどない=0点」でカウントしてみましょう。

合計で11点以上ある方は、注意が必要です。その症状、五月病かもしれません。

2019年社会人のための五月病の治し方12選

五月病は季節の変わり目の「風邪」のようなもの。だいたいの場合は、休み明けで心身が職場や仕事に慣れていけば、知らないうちに治っていることも多いでしょう。しかし、できるだけ早く治したい、通常モードに戻りたいという方も多いはず。そこで五月病の対処法をご紹介します。ご自分にあったものがあれば試してみてくださいね。

ジョギングなどで軽い運動で汗を流してみる

精神的な疲労は、運動で肉体的な疲労に変えられるといわれています。また、運動中はあまり他事を考えないので、身体を動かして憂鬱なことを忘れるというのも手です。

ジョギングやウォーキング、ジムなどで適度な運動をして心地よい疲労感を。

ヨガやストレッチで身体をラクにしてみる

ヨガやストレッチをしているときは、身体を伸ばしたりリラックスさせ、血行をよくしてくれます。また、呼吸をゆっくり意識して続けることで、集中力も取り戻せそうです。やり方がわからない場合は、YouTubeなどで動画を見ながら挑戦してみてください。

ヨガやストレッチで呼吸を意識し、身体をリラックスさせましょう。

睡眠の質を上げる工夫をしてみる

GW中に不規則な生活を送っていると、人間が本来持っている体内リズムを乱すため、肉体の健康のみならず、心の健康を害しやすくなります。良質な睡眠をとれるように心がけてみましょう。

夕食は就寝2時間前まで入浴は1時間前までに済ませる、寝る前にテレビやパソコンを見ないなどの生活習慣を改善する。シーツや枕カバーを気持ちのよい素材に変えたりするのも効果的です。

友人や仲間と話をしてみる

連休明けでやる気が出ないのは、なにもあなただけではありません。同じ世代や境遇の友達や仲間と話をして、ときには仕事や職場の愚痴を言い合い、ストレス発散してみましょう。もし会いにいくのがおっくうであれば、メールやラインで会話するだけでも気持ちがラクになるかもしれません!

お風呂にゆっくり入ってみる

一人暮らしの方などはふだんゆっくり浴槽に浸かるということが少ないかもしれません。たまにはお湯をためてゆっくりお風呂に入ってみましょう。入浴には、温熱効果による血流の改善や水圧によるマッサージ効果、浮力によるリラックス効果があり、心身の健康によいとされています。

ちなみにリラックスしたいときはぬるめのお湯がベストです。40〜41℃程度のお湯は、リラックス状態をもたらす副交感神経を優位にし、血圧を下げ、脈拍はゆっくり、内臓の働きを活性化して消化を促してくれます。入浴剤を入れたり、近くの銭湯に出かけてみるのもいいですね。

好きなことに没頭してみる

仕事にやる気が起きないときは、帰宅後や休みの日にはまったく別のことに熱中して、気分を切り替えてみるのもいい方法です。音楽や映画、ゲームや読書、掃除や靴磨き、運動、食べ歩きやお酒…とにかく自分の好きなことをめいっぱい楽しんでみましょう。

読書やネットサーフィンなどは、仕事とは関係ないテーマを選ぶことがポイントです。

栄養バランスを意識してみる

ストレスがたまると、「幸せホルモン」とも呼ばるセロトニンの正常な分泌が妨げられるそう。セロトニンには、ドパミンやノルアドレナリンの分泌をコントロールして、ポジティブで安定した精神状態を保つ働きがあります。

セロトニンは、必須アミノ酸のトリプトファンを原料にして生成されるので、トリプトファンを含む大豆製品や鶏卵、魚卵、魚などを多くとればいいのか?というとそんなに単純ではないようです。セロトニンの生成にビタミンB6やナイアシン、マグネシウムなども必要になるからです。

つまり、コレだけを食べれば五月病に効くという食べ物はなく、食事の栄養バランスを意識してみることがストレスの解消につながります。たとえば、コンビニや外食で済ます場合も、ふだんより野菜を多めに摂るという気持ちでゆっくり食べることに集中してみてはいかがでしょうか?

新しいことを始めてみる

なにかとやる気が起こらない五月病ですが、それは仕事や勉強に関してだけなのかもしれません。逆に考えると、仕事や勉強に追われて、これまで始められなかった新しいことに挑戦するチャンスでもあるのです。

なにかを始めようとすれば、時間の使い方やオンオフの切替もうまくなるでしょう。ジョギング、料理、英会話、ダンス、DIY、ガーデニング、ボランティア、恋愛(?)など、5月のこの時期を思い切ってなにかを始める機会にしてみましょう。

朝日に当たってみる

朝日には、いろいろな健康作用があるという発表があります。体内時計を整えて寝起きをよくしてくれる、幸せ物質であるセロトニンが分泌され心身ともにリラックスできる、1日の日光のうちで一番マイナスイオンを含み心を癒してくれる、さらに朝日に当たるだけで脂肪がたまりにくくなるという論文も!

効果があるのは起床後2時間以内、1回20~30分で充分だそうです。連休明けですこし辛いかもしれませんが、いつもよりすこし早起きして散歩してみる。もしくは、いつもよりひとつ先の駅まで歩き、ひとつ手前の駅で降りて会社に出勤するなど、ちょっとした工夫で朝日に当たる時間を確保してみてはいかがでしょう?

洋服や持ち物の色を変えてみる

カラーセラピーなどがあるように、色彩には心理的効果があります。もし、可能であれば服装のコーディネートの色を意識してみる、制服やスーツなどで制限があるのなら、ネクタイやハンカチ、ペンケースなど仕事中にも視界に入る持ち物で取り入れてみてはいかがでしょうか?

たとえば、やる気になっているとき・元気がほしいとき・自信を取り戻したいときは赤。恐怖やプレッシャーによる心の不安や抑圧を取り除きたいときはオレンジ。左脳を刺激し、理解力、記憶力、判断力を高め、心の不安を解消したいときは黄色。心身を落ち着かせ、長時間の集中力を保ちたいときは青が効果的です。

ペットや動物と触れ合ってみる

アニマルセラピーとして、医療の現場でも動物の癒し効果が活用されています。動物と触れ合うことにより、オキトシンという心を解放して癒してくれるホルモンが分泌されるからです。

もし、ペットを飼っているなら、ふだんより一緒に遊んだり散歩に行く時間を増やしてみてください。身近に動物がいないなら、猫や鳥などに触れられるカフェや動物園に出かけてみるのもいい気分転換になりそうです。

香りでリラックスしてみる

いい香りをかぐと、なんだかいい気分になりますよね。嗅覚は思っている以上にわたしたちの気分に影響しています。気分が落ち込んだり、やる気が起きないときは、この香りの作用を利用してみるのもおすすめです。

香り別にさまざまな効果があるので、気分によって使い分けてみましょう。例えば、ストレス解消してリラックスしたいときはイランイランやローズウッド、沈んだ気持ちを明るくしたいときはジャスミンやオレンジ、レモンなどの柑橘系、楽しい気分になりたいときはサンダルウッドやゼラニウムが効果的だそうです。

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まとめ 2019五月病の治し方【社会人のための10選】まずは症状チェックから

いかがでしょうか?

2019年のGWは10連休だったという会社もあり、休み明けに五月病になってしまう人もふだんより多いかもしれません。「あれ?おかしいな」と感じたら、まずは五月病の症状チェックをしてみてください。

原因はストレスなので、自分に合ったストレス解消法を上手に利用して、一日でも早く心身ともに健康を取り戻せるようにしたいものですね。

ただし、気分が沈む、食欲がない、会社や学校に行けない…などの症状が続く場合は、一時的な五月病ではなく他の病気である可能性も考えられますので、専門の医療機関を受診してくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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