「青空の下で見るライブは最高だろうな」。
そんなふうに漠然と憧れを抱いていても、いざ参加しようとすると、初心者にはなかなかハードルが高い「音楽フェス」。
キャンプが基本なの?持ち物は?揃えるのにお金もかかる?いえいえ、すべてがキャンプ前提でもないし、もっと気軽に参加できる日帰りのフェスもたくさんあります。
もし「今年こそ、音楽フェス!」と気持ちが盛り上がっているなら、まずは自分のスタイルに合ったフェスを探しから始めてみるのがいいかもしれません。そこで、今回は、さまざまなフェスのタイプについてご紹介していきますね。
どんなフェスが自分に合うかイメージしてみよう
ロケーション 大自然型?都市型?
フジロックや朝霧JAMなど「ロックフェス=大自然の中」というイメージを持つ人も多いでしょう。たしかに、山や海でキャンプをしながら楽しむ「大自然型フェス」は魅力的ですが、一方でテントや寝袋などのキャンプ用品、防寒着や長靴など衣類など、準備するものも多く、会場へのアクセスも大変なところが多いです。もちろん、だからこそ「非日常」を堪能できるのですが、フェス初心者にとっては、ハードルが高く思えるかもしれません。
しかし、ここで「ちょっと今年は無理かも…」と諦めてしまうのはもったいない!
実は、もっと気軽に参加できる「都市型フェス」も数多く存在するのです。 たとえば、サマーソニックやROCK IN JAPAN FESTIVALや森道市場など会場は都市の中心部や郊外で、日帰りやホテル滞在が基本。公共交通機関でアクセス可能。ふだんのデートに行くような服装でふらりとフェスに遊びにいくことができるのです。近くでも、十分音楽フェスの雰囲気はしっかり味わえそうです。
フェス初心者の方は、まずは「都市型フェス」から始めてみるのもいいかもしれませんね。
ジャンル 洋楽?邦楽?
フェスによって、いろいろな音楽ジャンルの方向性があります。たとえば、フジロックはどちらかというと洋楽寄り、ROCK IN JAPAN FESTIVALやRISING SUN ROCK FESTIVLなどは邦楽寄り。もちろん、大規模なものになると複数以上のステージがあり、ロック、ヒップホップ、レゲエ、EDM、JAZZなどさまざまなジャンルの音楽を楽しむことができるイベントも。
フェス初心者は、まずはやはり自分の好きなアーティストやジャンル目当てで参加するのがいいと思います。「なぜ?」ってそのほうが、「絶対行くぞ!」というモチベーションになるから。「それなら単独ライブでいいじゃん?」いえいえ、フェスにはライブハウスでは見られないアーティストの表情や、野外でしか演奏しない曲などの発見があるのです。
さらに、知らなかったアーティストとの出会いで世界も広がります。それが、フェスの醍醐味でもあると思います。
楽しみ方 ライブ中心型?複合型?
音楽フェスの主役はもちろん音楽ですが、最近ではそのほかのいろいろな楽しみ方もできるフェスがたくさんあります。
例えば、
人気のカフェや雑貨屋さんがたくさん集まり、フードやスイーツ、買い物も楽しめる。ウクレレ教室や流木を使ったインテリアづくりなどのワークショップがある。食材を持ち込んでバーベキューしながら、ステージのライブを見られる。変わったところでは、マラソンとセットになっていたりするフェスもあるんです。
タイムテーブルとにらめっこして、音楽にどっぷり浸かるのも楽しいですが、ライブの音をBGMにぼーっと海を眺めるチルな時間を過ごすのも贅沢です。
たとえば、お子さん連れでの参加なら、ライブ以外にもいろいろ楽しめるフェスはいかがでしょう?きっとご家族のいい思い出になると思います。
まとめ 自分の目的やタイプに合った音楽フェスを選ぼう
いかがでしたか?
一口に「音楽フェス」といっても、その規模やロケーション、楽しみ方などは千差万別。まずは、自分に合ったフェスを見つけて、それから必要なものを徐々に準備していくのがおススメです。
それが、きっと「今年こそ音楽フェス」への近道になりますよ。