バレーボール男子ワールドカップ2019では、連日熱戦が繰り広げられていますね。
中でも、2m越えの高身長を活かした鉄壁のブロックで日本の守護神として活躍中の小野寺大志選手が気になります。
なんでも東北高校時代は、ちょっとした問題児だったようですよ。
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小野寺大志は身長201cm!父と母は元バレー選手!
実は小野寺さんの高身長の秘密はご両親にありました。
お父さんは東北高等学校から順天堂大学に進学した学生バレーボール選手、お母さんはバレーボール日本リーグの富士フイルムで長年活躍した選手だったのです。
そのDNAのおかげで、小野寺選手も身長が小6で170cm、中3で195cmと恵まれた体格に。
「なにかスポーツをやりたい」と考えていましたが、両親がバレーボールを強く勧めなかったので、中学3年の夏まではなんと野球に没頭していたそう。ポジションはファーストで4番。
部活引退後に実父から進められて、2010年の全国都道府県対抗中学バレーボール大会の本戦に出場、本格的にバレーボールを始めたという遅咲きの天才です。
小野寺選手といえば、母・いく子さんの愛情あふれるツイッターが話題ですね。息子を心から応援し続ける温かさが伝わってきます。
苦しいことも多かったけど、とても楽しかったリーグ戦もとうとう最後の日。この日まで応援させてくれて本当にありがとう!チームの皆さん、ファンの皆さん、たくさんの方々に感謝して、最後は楽しんで最高の試合をしましょう!今日も信じて弾けて応援します! pic.twitter.com/oRKmS7NTvM
— いくべー (@613Ikube) April 13, 2019
小野寺大志は東北高校から東海大へ!高校時代は問題児?
高校は父親の母校である東北高等学校に進学。
バレーを始めた高校入学直前は、まだバレーボールのルールさえ詳しくは知らなかったというから驚きです。
当時の思い出を小野寺選手はこう語っています。
4か月間バレーをやったのですが、その間にだんだんできなかったことができるようになると楽しくなっていったんです。最初は何もできないところから始まり、パスができるようになった、スパイクが打てるようになった…とだんだんできることが増えていきました。周りにいたチームメイトたちも最初は「こいつ誰だよ?」って感じだったはずなのに、いろいろ教えてくれて、すごくよくしてくれました。
引用元:http://vbm.link/20658/4/
そして高校入学後は、早くも1年生のときに春高バレー宮城県予選にレギュラーとして活躍、全国大会に出場を果たしています。
翌2012年10月にテヘランで開催されたアジアユース選手権のメンバーに石川祐希選手たちとともに選出され、メダルを獲得。
2013年にメキシコで開催された世界ユース選手権でも全日本メンバーに選出されています。
さすがにサラブレッド。華々しい経歴の持ち主ですが、 ご本人いわく「問題児」だったそう。
自分で言うのも何ですが、高校時代は問題児だったと思いますよ(笑)。トレーニングだったりやりたくない練習をさぼったり、部の規則を破ったりして1年生の時から先輩によく怒られましたね。ただ先輩との関係は悪くなかったですよ。いつも怒られているっていうよりも、良くしてもらいながら要所要所怒られてたって感じでした。
引用元:https://www.jti.co.jp/knowledge/thunders/profile/onodera/interview/index.html
チームワークの意識も、高校時代はまだまだ低かったようです。
本来であれば上級生になるにつれて、僕がチームを引っ張らないといけないのですが、僕がやらなくても他にやる人間がいるだろうと思っていました。やる時はやっていましたが、しんどい時は手抜いてましたし。
引用元:https://www.jti.co.jp/knowledge/thunders/profile/onodera/interview/index.html
しかし、その後、東海大学に進学し、意識が変わります。
東海大学バレー部には「チーム一丸全員バレー」という言葉がありました。日本一になるにはチームの誰かが手を抜けばダメになるし、頑張った人しか日本一にはなれません。そのためにはチーム全員で日本一を目指す必要がありましたから、この言葉を胸に努力を続けました。
引用元:https://www.jti.co.jp/knowledge/thunders/profile/onodera/interview/index.html
そして、大学4年ではキャプテンを務め、自分のことよりもチームのことを第一に考えるようになったといいます。高校からバレーを本格的に始めて、自分のことで精いっぱいだったけれど、大学でリーダーとしても成長を重ねたからこそ、いまの小野寺選手があるんですね。
小野寺大志は『ハイキュー』ウシワカのモデル?
そんな小野寺選手、アニメ化もされた漫画『ハイキュー』に登場している?という噂もあるんです。
ハイキューは高校バレーをモチーフにしたストーリー。宮城県の高校バレーボール部が舞台になっています。
2014年の雑誌『ダ・ヴィンチ』が、小野寺選手がいた頃の東北高校を取材しています。
コミック9巻第77話「王者との対峙」に登場する白鳥沢学園の校内は、宮城に実在する全国大会出場の常連、全国優勝経験もある強豪校の南光学園東北高等学校(以下、東北高校)がモデルとなっている。『ダ・ヴィンチ』4月号の『ハイキュー!!』特集では、リアル『ハイキュー!!』を追って東北高校男子バレーボール部に密着取材を行っている。
引用元:https://news.nicovideo.jp/watch/nw1000094
そのインタビューの中で、こんなくだりがありました。
メンバーの中でも一際背が高く、落ち着きのある存在感で目立っていたのは、エースアタッカーを務める小野寺太志くん(3年)。
身長201㎝。意外にもバレーを始めたのは高校に入ってから。しかし、2012年の第9回アジアユース男子選手権大会、13年の第13回世界ユース男子バレーボール選手権に出場経験のある天才肌だ。あ、あなたはもしや「ウシワカ」くん!?
小野寺「マンガを初めて読んだとき、宮城の高校が舞台で、しかもウシワカはユース代表なので自分とかぶる気がしました。実はちょっと自慢できるかなと思ったんですが……。キャラは全然違いますよね」
はにかむ笑顔は、確かに威圧感たっぷりのウシワカとは違うかも。
引用元:https://news.nicovideo.jp/watch/nw1000094
ちなみにウシワカとはこんなキャラです。
白鳥沢学園 3年3組
ポジション ウイングスパイカー(WS)
身長 189.5cm 体重84.8kg
「3年3組バレー部主将。左利き。東北地域から唯一19歳以下のユース代表に選ばれた」と共通点がありますね。
ご自身は「ウシワカ」と例えていましたが、別のキャラクターのモデルになったという説も。それは百沢雄大というキャラクターです。
角川学園高校の1年6組に所属する男子生徒。身長201cm。 バレー部では背番号9で、ポジションはウイングスパイカーを務めている。
高校から始めた初心者であるが、長身を活かし春高予選ではエースとして活躍した。
宮城県で唯一2m越えの高校生であり、しかもバレーを高校から始めて春高予選でエースとして活躍、というのがまさに小野寺さんではないでしょうか?
どちらにしても、高校時代から圧倒的な実力を誇っていたことには間違いないですね。
小野寺太志の高校は?東北高で問題児?ハイキュー牛島若利のモデル?
好スタートをきった、男子バレーボールワールドカップ2019。
小野寺大志選手の高校時代を振り返ってみました。なんでも漫画『ハイキュー』のモデルになっているという噂もありました。
小野寺選手の2m越えの高身長から繰り出すスパイクと鉄壁のブロックで、ぜひメダルを獲得してほしいものです。期待が高まります。