保育園が記者会見する理由はなぜ?園長がかわいそうの声|大津事故

2019年5月8日、滋賀県大津市で車が保育園児の列に突っ込み2名が亡くなるという、とても痛ましい交通事故が起きてしまいました。原因となったのは車2台の衝突であり、信号待ちをしていた保育士と保育園児にはまったく過失がないにも関わらず、保育園が記者会見を行なうという異例の事態になっています。

これに対して、「保育園がなぜ記者会見?」「園長先生がかわいそう」とマスコミに対する批判の声が殺到しています。

今回は、なぜこの事故で保育園が記者会見を開いたのか、その理由を考えてみたいと思います。

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大津で保育園児が巻き込まれる交通事故が発生

以下が今回の事故の概要です。

8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)6丁目の丁字路の県道交差点で車2台がぶつかり、うち1台がはずみで保育園児の列に突っ込んだ。滋賀県警によると、近くのレイモンド淡海(おうみ)保育園に通う伊藤雅宮(がく)ちゃん(2)=同市大江5丁目=と原田優衣(ゆい)ちゃん(2)=同市大江2丁目=が死亡。男児(2)が意識不明の重体となっている。ほかに2~3歳の園児10人が重軽傷、引率していた保育士3人も軽傷を負った。

県警によると、交差点で右折しようとした新立容疑者の乗用車と、直進してきた下山さんの軽乗用車が接触。その後下山さんの車が、散歩中に信号待ちをしていた園児らがいる歩道へ突っ込んだとの目撃証言があるという。

 新立容疑者は「前をよく見ていなかった」、下山さんは「右折車をよけようとハンドルを左に切った」との趣旨を供述。2人は、それぞれ別の大型量販店から帰宅する途中だったという。2人にけがはなく、同乗者もいなかった。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00000061-asahi-soci

この原因は、あきらかに車の運転手の過失にあります。園児たちは道路から十分に距離をとった安全な場所で、ただ信号待ちをしていただけでした。

大津事故でレイモンド淡海保育園が記者会見を開催

この事故のあと、園を運営する社会福祉法人檸檬会が記者会見を開いています。冒頭で理事長が哀悼の意を述べたあとは、園長先生や職員にマスコミの記者たちが矢継ぎ早に質問をしています。

質疑応答で「亡くなったお子さん2人はどのような子だったか」との質問に、「とても素直で、いつも笑顔の絶やさない子たちです」と涙で声をつまらせたレイモンド淡海保育園の若松ひろみ園長。さらに、記者から「園児たちはどんな様子で出ていったのか。いつもと変わらない様子だったのか」「危険な場所だという認識はあったのか」「園児たちにどういった声をかけてあげたいか」といった質問が矢継ぎ早に出ると、若松園長は泣き崩れ、出席者から「園長の気持ちが持たない部分がある」「つらい状況ですのでご理解いただきたい」と説明する場面もあった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00010016-abema-soci

その質問を受けて、泣き崩れる園長先生の姿がテレビのニュースなどで報道されています。

テレビを見ていても、本当にいたたまれなくなるシーンでした。不祥事や事故を起こした本人や企業などならともかく、今回はなぜ何の責任もない保育園側がこのような記者会見を開き、質問に応えなければならないのでしょう?ネット上では疑問に思う声や批判が殺到しています。

保育園が記者会見する理由はなぜ?どうして?

これについて、一般的な記者会見の流れを調べてみました。

“記者会見”は、重大なニュースが突発的に発生して、取材が殺到した場合に開催することが多く、メディアからの質問を中心に応答する形で行います。

“記者会見”の多くは、メディアが一刻も早く報道することを望みます。そのため、十分な準備の時間を取ることができません。

記者会見とは、もちろん企業や芸能人側が謝罪や釈明を目的として開くこともありますが、事故や重大事件の場合はメディアが一刻も早く報道がしたいと望む目的で要請する場合も少なくありません。今回の場合は、殺到するメディアへの対応策として保育園側が決断したのか、マスコミに押し切られて開催したのかは不明ですが、開かざるを得ない状況であったのでしょう。

また、このような調査もありました。

私たち企業広報戦略研究所が実施した「企業の危機管理に関する調査」では、メディア関係者(記者や論説委員、ジャーナリストなど)177人に、メディア視点で考える会見の開催判断基準を聞きました。日々社会動静や企業活動を取材し、報道する立場からして、「おいおい、こういうときは会見を開くべきだろうよ」という率直な意見をグラフ化したものが以下です。

引用元:https://dentsu-ho.com/articles/4358

つまり、どのようなときにマスメディアは記者会見を開くことを要請するかという動機の部分です。今回の場合は、死亡者や負傷者が出ている「人的被害」と「社会的インパクトがある」という理由でしょうか。しかし、これはあくまで、事故や不祥事の責任を負う側に要請する場合の理由であり、調査もその前提をもとにしているはずです。今回の事故に関しては責任のない保育園側に要請する理由にはならないと思われます。

一方で、ネットにはこのような声もありました。

先月に起こった池袋の交通事故に関して、メディアの報道の仕方に疑問や批判の声があがっています。「なぜ、運転手や逮捕されない理由などについて詳細を報道しようとしないのか」という声もいまだ多く聞かれます。

その空気が漂う中、今回の大津の事故が起こりました。大変痛ましい事故で世間からの注目も集まります。ここでマスコミは「名誉挽回」を考えたのかはわかりませんが、記者会見を開催して報道すれば間違いなく大きな話題になり、報道の影響力を示せるという潜在意識があったのかもしれません。

若松ひろみ園長がかわいそう!記者会見する必要がないのでは?の声

しかし、この記者会見には疑問や批判の声が殺到しています。タレントのつるの剛士さんもこうコメントしています。

さらに数えきれないほどの批判の声があがり炎上している状態。園長先生がかわいそうという声が数多く見られます。

https://twitter.com/3So2_chO_8/status/1126209699206946817

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まとめ 保育園が記者会見する理由はなぜ?園長がかわいそうの声|大津事故

2019年5月8日、滋賀県大津市で車2台が衝突し、信号待ちをしていた保育園児が死傷する事故が起きました。その後、保育園が記者会見を開きました。

記者会見を開いたのは、おそらく殺到するメディアへの対応のために保育園側が自主的に開いたのか、メディアに要請されて開かざるを得なかったのかはわかりませんが、マスコミの対応に対して、批判の声が数多く寄せられています。

今回の事故では、保育園側に何の責任もなかったと思われます。マスコミはこの記者会見で何を伝えたかったのでしょうか。大きな疑問が残るところです。

とにかく、亡くなった園児のご冥福をお祈りいたします。負傷された方々の一日も早い快復を願うばかりです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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