アニメ「ドラえもん」のジャイアンの声を担当している木村昴さん。
実は、ジャイアンこと剛田武の声優としては「3代目」ということ。
木村さんがジャイアンを担当することになった時期や驚きのきっかけは?
また、ジャイアン以外の出演作品についても調べてみました!
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木村昴はジャイアンの声優
あのジャイアンの声を、こんなイケメンが担当しているとは驚きです!
木村昴さんは育ちは東京ですが、ドイツと日本のハーフ。
現在はストリート誌を中心にモデル活動も行っているそうです。モデル名はSAMMY(サミー)です。
木村昴はジャイアンいつから?2005年14歳でデビュー
木村昴さんには「子役」の経験があります。当時の夢は、ミュージカル俳優。
そんな木村さんがジャイアン役を引き継ぐことになったのは、2005年、なんと14歳のときでした。
きっかけはオーディションですが、声優の経験などまったくナシ!
もちろん受かるとは思っていなくて、ダメもとの“記念受験”のつもりでした。
何年後かにミュージカル俳優かラッパーとして成功したとき、「実は昔、『ドラえもん』のオーディション受けたんだよ」とネタにできたらな、ぐらいの気持ちだったんです(笑)。
そんなノリですから、一次審査のテープオーディションを応募した時点で満足していたということ(笑)。
やりきったんですよ、僕的には。何十年後かに『情熱大陸』で「実は俺ね、受けたんだよ。今やってる2代目の人たちには頑張って欲しいね!」って言う準備は整ったと(笑)
動機は不純ながら、二次・三次とトントン拍子に進み、見事合格。
ジャイアン役に選ばれたのをきっかけに、真剣に声優をめざすように。
「なんかなれちゃいました声優~」みたいな気持ちでやったら『ドラえもん』に失礼だと思ったので、「一端の声優になるんだ」とそれだけを考えてやってきました。
以来、15年間ジャイアン役を務め続けています。
木村昴は14歳でデビュー当時に『スネ夫にタメ口』?
経験ゼロで声優の世界に飛び込んだ木村昴さん。
右も左もわからず、最初は緊張の毎日だったといいます。
「台本に書き込むペンはそういうのなんだ」「現場ではそういう靴をはくんだ」「マイク前までそうやって歩いていくんだ」っていうレベルだから。
思春期のプライドや家にテレビがなく声優について知識がなかったことから、変な思い込みも。
僕以外みんな大人で経験者という環境でありながら「『ドラえもん』の声優っていう意味ではみんな同じスタートラインに立ってるんだ」っていう変な思い込みがあったんですよ。
気持ちが空回りして、こんな大失態も。
スネ夫役の関智一さんに「男同士、頑張りましょう」って言っちゃったんですよね。最大のミスですよ……(苦笑)。
しかし、その後は関さんの偉大さに気づき、素直に教えを乞うように。
いまだにジャイアン役の木村さんの師匠は、スネ夫役の関さんだと語っています。
木村昴と二代目ジャイアン・たてかべ和也さんとの秘話
2005年に若干14歳の木村さんがジャイアン役に抜擢された当時、大きな話題になりました。
二代目ジャイアン声優のたてかべ和也さん(2015年6月に逝去)との年齢差は56歳差だったからです。
そのときの様子を、木村さんはこんな風に語っています。
未成年ということで、お酒ではなく食事に連れていってくれたということ。
20歳の誕生日には、一緒にお酒を飲んだエピソードも語っています。
実際に僕が二十歳になった時に、たてかべさんはお医者さんから『お酒を飲んじゃいけない』って言われていて。
でも、『今日は特別に俺も酒飲んじゃおうかな』っていうことで、一緒にお酒を飲んでくださったんです。
木村昴はジャイアン以外にも映画『ピンポン』などに出演
『輪るピングドラム』が転機に。
木村さんにとって、転機となった作品。
2011年にはじめてジャイアン以外をアニメで演じたのが、この『輪るピングドラム』の高倉冠葉役でした。
それまでジャイアン役一筋だった木村さん。声にも身体にもジャイアンが染みついていたといいます。
何をしゃべっても全部ジャイアンになっちゃうので、この作品に関してはジャイアンから脱することを頑張らないといけなかったんです。
「脱することだけを考えるんだ」って言って、ひたすら練習練習。収録がはじまってからも、居残り練習をしていました。
『輪るピングドラム』全24話が終わって、ようやくジャイアン以外の役を演じられるようになったと実感できたそうです。
ジャイアン以外の作品は?
以来、木村昴さんは数多くの作品に出演。
▼佐久間学(アクマ) 『ピンポン』