卓球・水谷隼、目が見えない原因はレーシック手術の後遺症か失敗?

かねてからサングラスをかけて試合に臨む姿が話題になっていた、日本の卓球トッププレイヤー水谷隼さんが昨日、ご自身のツイッターで「本音」ともいえる言葉を投稿しました。

別のインタビューによると、1年程前からほぼ目が見えない状態が続いているそう。そこで、今回はその水谷選手のいまの状態、心境、そして視力低下の原因とささやかれるレーシック後遺症について調べてみました。

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水谷隼選手が明かした、引退まで考えたつらい心境

昨日、更新されたtwitterがこちらです。

6年前から、身体の不調とつらい気持ちを抱えながらも、2016年リオ・オリンピックでは日本人初のシングル銅メダルを獲得。先日には10回目の日本選手権優勝を果たしたばかり。まさに日本の卓球界を牽引し続けてきたというのですから驚きです。

かねてから、サングラス姿で試合に臨む姿に、目の不調がささやかれていましたが、これほど深刻な状態とは思えませんでした。

また、3月25日にリリースされたインタビューでは、このように答えています。

「文字通りです。“見えない“んです。この1年間、かなりキツかった」。

 

自分の目の症状について「日常生活に支障はない。でも “特定の条件”になった時に球がまったく見えない。つまり、卓球台の周囲が暗くて、台にだけ白い光が当たっている。そして周囲が電光掲示板で囲われている場合、ほとんど球は見えていません」

 

「まず相手がボールを構える。その時に(掲示板と)かぶって、フッっと球が“消える”んです。その後、打球の音だけが聞こえる。ボールはネットを越えたあたりから突然現れる。この1年の僕のプレーを見てもらってもいい。まったく逆をつかれて驚いていたり、ラケットの角に当たって返球してる場面が本当に多いんです」。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190325-00000004-rallysv-spo

たしかにテレビで見る卓球の試合を思い返してみると、周囲の客席は暗く、「ステージ」である卓球台がライトアップされ、選手の目線の先には広告や演出などのLEDが配置されている。この状態は水谷選手にとっては、「最悪の状態」だったと言えます。ほとんど、天才的な勘と身体能力だけでボールを打ち返していたということになります。

これまでもツイッターで、さりげなく目のことについては触れていますが、あくまでライトなコメントに抑えています。ファンや周囲に心配をかけたくないという性格がにじみ出ているようです。

https://twitter.com/Mizutani__Jun/status/1104278521562595328

 

そんな水谷選手が、いまの心境をもらしてしまうほど、つらい状況にあるのかもしれません。

「正直現役引退も考えていました。卓球やっていても悲しいんですよ」。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190325-00000004-rallysv-spo&p=1

試合中のまぶしさを緩和するために、苦肉の策として選んだのがサングラスでした。水谷選手によると、「いまの自分は全盛期の3割」であり、サングラスをかければ5割までは力が取り戻せると確信したからです。

 

水谷選手の視力低下の原因は、レーシック手術?

では、この視力の不調はレーシックの手術だったのでしょうか?水谷選手の視力が低下し始めたのは5年前だといいます。もともとの視力は両目とも1.5と良好でしたが、急に左目の視力が低下。0.3ぐらいまで落ちて、近視に加えて乱視の症状も現れはじめました。

「ちょうどその頃から電光掲示板が卓球の試合に導入され始めて、なんか気になるなぁ…って思い始めました。それで左だけレーシックをしたんです」。

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190325-00000004-rallysv-spo&p=1

その後、視力を取り戻してからは絶好調。リオでメダルを獲得、2017年には過去成功の世界ランキング4位へ。しかし、翌年、こんどは右目に不調が表れてしまったといいます。そこで、今度は右目もレーシックの手術を受けたといいます。

それでは、目の不調はレーシック手術なのでしょうか?それについて、水谷選手はきっぱりと否定しています。アメリカの専門医にも診てもらったそうですが、その可能性はないということ。日常生活にはほとんど影響はないので、水谷選手によるとやはり会場の照明のまぶしさなどの試合環境によるということ。しかし、それなら、他の選手も目の不調を訴えたり、現在の試合環境が問題になってもおかしくないのではないでしょうか?

やはり、現状では水谷選手自身の目の機能がなんらかの影響で低下していると考えざるをえません。それがレーシック手術によるものなのか、長年の試合環境によるものなのか、もしくは他の原因にあるのか、いまのところは明らかにされていません。

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レーシック手術は、後遺症の可能性があるのか

では、一般的にはレーシック手術の後遺症は起こりえるのでしょうか?

実際に後遺症を訴える裁判が多数起こされているなど、問題がまったくないわけではありません。しかし、これは、施術した医師、患者の状態などによって、状況が異なると思うので、すべてのレーシック手術に後遺症が残るということではないと思います。

また、手術に成功した方もそれ以上にいて、眼鏡やコンタクトレンズなしで視力が取り戻せれば、こんなに快適なことはありません(個人的にはコンタクトを使用しているのでうらやましいです)

国民生活センターの調査

レーシック手術後に発生した症状・不具合は?(600人解答)

不具合はない…56.8%  光がにじむ…16.5%

ドライアイが続く…13.8%  暗いところが見えにくい…9.7%

上記の調査の数字を見ても、半分以上の方には不具合がないようです。ただ、これを「半分も」とみるか、「たった半分」とみるかは人によるのかもしれません。

この水谷選手のニュースを報道していたテレビ番組で、レーシック手術を経験した加藤浩次さん、近藤春奈さんは、「光がまぶしいことがある」ともコメントされていたので、個人差があるのでしょう。

 

まとめ 水谷選手の視力低下はレーシックが原因ではない

いかがでしたでしょうか?

6年前から悩んできた視力の低下に苦しんできた心境をもらした水谷隼選手。その状況の中、すばらしい成績を残してきた精神力に感動します。

そして、視力低下の原因はレーシック手術ではないと、ご本人は断言しています。今後は、彼のこのコメントにより試合環境の見直し、改善も検討されていくのではないでしょうか。なにより、1日も早く、視力が回復し「10割の力」を発揮して輝いている水谷選手の姿が見たいです。

最後まで、お読みいただいてありがとうございました。

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