2019年8月27日、文春デジタルが8月18日に劇場公演を再開した「NGT48」について報じています。
8月17日に運営会社「AKS」が実施したメンバーの保護者に対しての説明会の音声データを入手したというのです。
ニュースなどではその一部が公表されていましたが、公開されていない音声全文、とくにAKS吉成夏子社長の発言内容をまとめました。
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【文春】山口真帆の「パワハラ発言」は嘘?AKS吉成夏子社長が激白!
保護者会は、新潟市内の某会議室で約90分にわたって行われました。
40人ほどの保護者と、AKS役員、スタッフが参加。登壇した吉成社長は、まずは山口さんによる運営批判、特に吉成社長のパワハラについて否定しています。
- 山口真帆さんが卒業公演の時の発言、吉成社長のパワハラともとらえられる内容は一切事実ではない。
- それを世間に発表しなかったのは、言った言わないの話になり山口さんの卒業がさらに遅れるという判断。
- あの事件以来、山口さんの親族や新潟県警の人などを交えて、山口さんと合計15時間ほど話をしたが2人きりのときはない。
- 山口さんとのLINEのやりとりはすべて、直接話した15時間のうち半分は録音も残っている。
- 自分のLINEを「加害者」と検索したら、山口真帆1件と出たが『私が加害者だ』という文面が残っているだけでその内容ではない。
- 『不起訴でなければ事件じゃない』は会話の録音を調べたら言っていた。があくまで「世間一般でいえば」という文脈で言っていただけ。
- 訴えられているわけではないので、自分から世の中に「彼女が嘘をついている」というような証明は出来ない。
- しかし、現在起こしている犯人に対する民事裁判では、第三者がいる公の場でこのことも立証できると考えている。
吉成社長は、山口さんとのLINEのやりとりや、会話の文字起こしを全部調べたそうです。さらに、山口さんと2人きりで会話したことはなく、自分たちの会話は第三者が聴いていると主張。
その上で「『不起訴でなければ事件じゃない』と社長に言われ、そして今は、『会社を攻撃する加害者だ』とまで言われています」というパワハラ的な内容は発言していないと公言しています。
【文春】山口真帆は嘘つき?事件が不起訴になった理由に疑問?
次に、吉成社長は暴行事件が不起訴になったことに、強い疑問を抱いていると語っています。山口さんの言っていることが、すべて本当ならなぜ不起訴になったのか納得がいなかったといいます。
- 山口さんによるとその理由は『初犯。犯人が非常に反省している。第三者のメンバーの意思があった為』の3つ。
- 吉成社長は「誰かに襲えって言われたから暴行罪が不起訴になる」というのはありえないと思った。
- そこで、『どうしても不起訴の理由が納得いかないから一緒に新潟県警に行ってほしい』と山口さんに提案。
- 山口さんも同意。しかし、山口さんがアポイントを取ったのは新潟県警ではなく、新潟警察生活安全課で事件とは関わりのない人達。
- 結局、不起訴理由は聞けなかった。
- ただ、新潟警察の方も『普通に考えてメンバーが関わっているから不起訴は考えられない」と言っていた。
吉成社長は、山口さんによる「不起訴になった理由」に疑問を抱き、第三者メンバーの関連ではなく「証拠不十分」だったからなのでは?と考えたようです。
山口さんは、ずっと『メンバーと犯人たちが繋がっている、ファンと繋がっている証拠を持っている』と主張していたので、吉成社長が『証拠を出して欲しい』と提案します。しかし、山口さんの反応は鈍かったそうです。
- 山口さんは『隠蔽されるから証拠は出せない』と拒否。
- 『もうそれは、コピーでも取っておけばいいし、また隠蔽されたら隠蔽されたってTwitterで呟けばいい』とお願いしたが、拒否を続けた。
- 吉成社長は『じゃあメンバーに今までは運営の責任だから、もし繋がっている事実があるなら、正直にいったら処分しないかと働きかける』と提案。
- 『そんなこと言っても本当の事言うメンバーなんていません』と山口さんは反論。
- それなら逆に私たちに好都合。今後繋がっていた事実が発覚したメンバーには虚偽の申告をしたということで、処罰の対象に出来る。だから、証拠を出してほしいと再三提案。
- しかし、一方で山口さんは『どうしてもその関わっていた4人を解雇して欲しい。そうじゃないと私は戻れません』と主張。
- 吉成社長は『証拠もないのに解雇なんか出来ない』と答え、両者は結局決裂。
他のメンバーへに処罰しないから真実を言ってほしいという働きかけをして、さらに山口さんが証拠を出してくれれば今後、メンバーの虚偽申告については処罰しやすくなる。
そんな吉成社長からの提案には、山口さんの親族も同意をしてくれていたそうです。
しかし、山口さんは結局は一切証拠を公表しないままNGT48から消えてしまいました。
【文春】山口真帆と暴行犯人グループは繋がっていた?AKS吉成社長が激白!
さらに、吉成社長は今年5月にAKSが犯人グループに対して起こした民事訴訟についても触れています。
この訴訟では、事件の全容解明だけでなく、騒動後、“黒メンバー”として疑われ続けているメンバーの濡れ衣を晴らすねらいもあるそうです。
そんな中、犯人グループとのやりとりで驚くべき内容が明かされています。
- 第1回目の公判の直前に、先方の弁護士から連絡が入った。
- 『和解をしたい。AKSや今いるメンバーに謝罪文を書く。それを公表してくれても構わない。訴えを取り下げてほしい』という提案。
- さらに『そもそもAKSや今いるメンバーと争いたくはない。ただ、今回の事件は、事件じゃないのです。僕は、もともと繋がっていたのは山口さんです』という内容が。
- しかし、犯人側との関係性を疑われる可能性もあり、AKSは和解はしない。全て裁判で公の場で決着をつけたい。
第2回公判は9月20日に予定されているようです。
吉成社長は、そこで先方が提出してくる証拠が、少なくとも今所属しているメンバーが事件とは全く関係ないという事が立証されると考えていると言っています。
さらに、吉成社長は意味深な発言もしています。
この裁判でお金が取れるなんていうことを、思って始めている訳ではなく、誰が一番の嘘つきなのかそれをはっきりさせたいと思ってこの裁判をする事に決めました。
文春では、山口さんが現在所属する大手芸能事務所「研音」に、今回の保護者会での吉成社長の発言について、見解を聞いています。
犯人グループとの関わりについては、「そのような事実はございません」、吉成社長が山口から聞いたという「不起訴になった3つの理由」や「メンバーと犯人たちが繋がっている証拠をもっている」という内容については、「吉成社長に直接そのような話をした事実はございません」と否定した。
吉成社長の話とは真っ向から食い違っています。
果たして、第二回の公判で犯人グループ側が用意している証拠によって、「誰が一番の嘘つき」が明らかになるのでしょうか?
まとめ 【文春】山口真帆は嘘つき?NGT吉成夏子社長の音声全文内容
8月27日、文春デジタルでは、8月17日に運営会社「AKS」が実施したメンバーの保護者に対しての説明会の音声データを公開しています。
かなり長い内容なのですが、その中でも山口真帆さんに対する暴行事件の内幕について吉成社長が語っている部分をまとめてみました。
吉成社長によると、山口さんへのパワハラ発言などは一切行っておらず、その証拠も残っているとのこと。
さらに、事件が不起訴になった理由は、山口さんがどうしても提出しようとしなかった「メンバーと犯人グループとの繋がりを証明する証拠」にあると考えているということ。
そして、「誰が一番の嘘つきか」は、現在進行中の犯人グループへの民事訴訟で明らかになると考えているということ。
以上のような内容を話されています。
8月18日に活動を再開したNGT48。新しいスタートをきったメンバーのためにも真相が解明が急がれるところです。