いよいよですね!「NBAドラフト2019」が、アメリカ現地時間の6月20日(日本時間6月21日)開催されます。
いうまでもなく注目を浴びているのが、日本人初の1巡目指名の期待がかかる八村塁選手。史上2人目の日本人NBAプレイヤーになれるのでしょうか?
そこで気にかかるのが、もし契約にこぎつけたら契約金(年俸)ってどれぐらいもらえるんだろう…ということ。
下世話な話ではありますが、今回は八村選手の予想契約金(年俸)がどれぐらいなのかを予想指名順位とてらしあわせて、調べてみました。
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NBA契約金や年俸はどう決められるのか?
https://twitter.com/NBA/status/1141465680211873793
まず、NBAでの新人選手の契約金(年俸)はどう決まるのでしょうか?これはNBAドラフトにかけられるか、そうじゃなく入団するかによって変わります。
NBAドラフトで、1巡目1位から30位までのプレイヤーに関しては、現行の統一労働規約による「ルーキー・サラリー・スケール」という規則に沿った年俸額を基準に契約を結ぶことになります。
とてもわかりやすいルールで、指名順位に応じてベースサラリーが設定されています。その額をもとに、1~3年目の契約はベースサラリーの80%~120%、4年目に関しては「3年目のサラリー×一定の割合」(活躍による)の年俸が決定するというわけです。
さらに1巡目に指名されたプレイヤーは、チームと基本的に4年間の契約を結ぶこととなりますが、最初の2年間は「全額完全保証」となること。以降の2年間はチームオプション(チームが契約継続するかどうかを決められる)となります。
つまり、ドラフト1巡目に指名されれば、指名順位によって決められているベースサラリー2年分の年俸=契約金が保証されるということになりますね。
NBAルーキーの契約金や年俸の最高額はどれぐらい?
https://twitter.com/jrnba/status/1141421595510169600
ちなみに、今回のドラフトで上位指名が予想されている選手たちは、どれぐらいの契約金を得ることができるのでしょうか?
これが2019-2020シーズンのNBAルーキースケールです。
このルーキースケールに沿って見ていきましょう。
例えば、今回のドラフトで全体1位指名が確実視されているザイオン・ウイリアムソン選手がペリカンズから1位指名を受けた場合。
指標年俸額(ベース額)
1年目:812万700ドル(約8億6900万円)
2年目:852万6900ドル(約9臆2400万円)
次に2位指名が予想されているジャ・モラント選手がグリズリーズから順当通り指名を受けた場合。
指標年俸額(ベース額)
1年目:726万5800ドル(約7億7700万円)
2年目:762万9200ドル(約8億1600万円)
つまり、単純にサラリーベースで計算するだけで、ザイオン・ウイリアムソン選手は1年目・2年目の年俸合わせて17億9300万円が、ジャ・モラント選手15億9300万円が「契約金」として完全保証される可能性が高いということですね。
先日、日本のBリーグで千葉ジェッツの富樫選手が初の1億円プレイヤーになりましたが、NBAはまったくのケタ違いです。
八村塁のNBA契約金や年俸はいくら?指名順位でどう変わる?
では、肝心の八村塁選手の年俸と契約金はどうなるのでしょうか?
NBA公式サイトの特集記事によれば、主要10メディアのNBA担当記者の内8人が、八村選手のトップ14以内での指名を予想しているそうです。
そのうち3人がティンバーウルブズから11位で指名を受ける、残り5人がホーネッツから12位で指名を受けると予想しています。
さきほど計算した1位、2位指名の選手の間では、1年目の年俸だけで1億円弱の差がありましたから、八村選手自身も何位で指名を受けるかによって、ベースサラリーがかなり変わってくるはずです。
そこで、ルーキースケールを参照してみると…
指標年俸額(ベース額)
1年目:335万7000ドル(約3億6000万円)
2年目:352万4700ドル(約3億7700万円)
指標年俸額(ベース額)
1年目:318万9100ドル(約3億4000万円)
2年目:334万8600ドル(約3億5800万円)
となります。
11位と12位の差が、1年目の年俸のベース額で2000万円になりますね。2年分の契約金としては、3900万円の差額。
なんだ…2000万円か…と思ってしまいがちですが、年収2000万円のサラリーマンなんてそうそういるわけではありませんから、落ち着いて考えると大きな差額です。
これらのベース額を基準として、その80~120%の範囲でチームと話し合いの上、年俸金額が決定するそうです。
つまり、八村選手が11位で指名を受けた場合の1年目の最高年俸額は4億3000万円。
12位指名の1年目の最高年俸額は4億800万円となります!
【追記】
やりました!見事にワシントン・ウィザーズから日本人初の9位ドラフト指名を受けた八村塁選手
ルーキースケールからすると、
1年目の年俸のベース額が371万9500ドル(約3億9800万円)、2年目の年俸が390万5600ドル(約4億1790万円)になります!
つまり、1年目の年俸の最高額が約4億7760万円、2年目の年俸の最高額が約5億150万円!
1、2年目の保証額(=契約金)は最高で約9億7910万円ということになります!!!!
はやく八村塁選手のデビュー戦が見たいです!
八村塁のNBAデビューはいつ?レギュラー可能性は?開幕戦の中継や動画配信は?まとめ NBA八村塁の契約金や年俸はドラフト指名順位でどう変わる?雲泥の差?
いよいよ「NBAドラフト2019」が、アメリカ現地時間の6月20日(日本時間6月21日)開催されます。
日本人初の1巡目指名の期待がかかる八村塁選手が、もし予想指名順位の11位と12位で指名された場合の年俸や契約金を調べてみました。
いずれにしても1年目の年俸から3億円を超えるビッグな金額。
果たして八村塁選手は史上2人目のNBAプレイヤーになりうるのでしょうか?ドラフト当日がとても楽しみです!
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