また、高齢者ドライバーによる事故が起こってしまいました。
車が歩道に突っ込み幼児ら4人けが スーパーの駐車場近く 大阪 #nhk_news https://t.co/O8gU06TJ8A
— NHKニュース (@nhk_news) June 3, 2019
6月3日午後6時半ごろ、大阪市此花区伝法のスーパー「ライフ此花伝法店」南側の歩道に乗用車が乗り上げ、4人の方が病院に搬送されました。大阪府警此花署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で、運転していた80歳の男性を逮捕したそうです。
4人の方は軽傷で済んだそうですが、今回の車もプリウスだったのです。記憶に新しい池袋の事故から、その後も何件かプリウスの事故を耳にしています。
なぜ、プリウスは事故が多いのか?それはただのイメージなのか?それともなにか欠陥があるのでしょうか?今回はそのあたりを探ってみたいと思います。
Contents
プリウスの事故が多発。プリウスミサイルという不名誉な言葉も
2019年4月19日東京・池袋で暴走車にひかれ、母子が亡くなった交通事故以降も、高齢者が運転するプリウスが事故を起こしています。
80歳運転の車、美容院に突っ込む 横須賀、8人重軽傷 https://t.co/N9BzfyILJ2
これも…#プリウスミサイル— あやこ (@lemon_cider75) April 23, 2019
さらに、大きな事故ではなくても、街のいたるところでプリウスの危険運転や横柄な駐車を見かけることも多いようです。
なんでこうなった…#今日のプリウス pic.twitter.com/wBTVrbELVH
— タカヤ (@takayaokudera) April 23, 2019
どこ止めてんの#今日のプリウス pic.twitter.com/umE294TD7G
— 充 (mituru) (@ATSU20040317) April 24, 2019
再投稿#今日のプリウス pic.twitter.com/Czw4JFanAZ
— natsu-akane (@natsu_akane) April 18, 2019
ちまたでは、この悪いイメージから「プリウスミサイル」という言葉も生まれるほど。根本的には、運転手のマナーや運転能力という問題がありますが、さらにプリウスには運転しづらい部分があるのでしょうか?
プリウスの事故が多いのはシフトレバーに問題がある?
プリウスの事故が起こると、よく言われるのはシフトレバーの操作性についてでした。
私は基本的にプリウスが欠陥車だとは思わないけど、唯一これは酷いと思うのが、シフトレバーを急いで動かすと突き当たるまでレバーを移動させても切り替わらないこと。
急いでいる時に駐車場などでRからDに切り替えたつもりでさあ行くぞとアクセルを踏んだら更にバックしてビビる事が何度かあった。 pic.twitter.com/U4coDNQhGJ— コン狐(コンビニギツネ)のお話 (@conveniowner) June 1, 2019
#プリウス は、レンタカーで乗ったことあるけど、シフトレバーが酷い。説明を受けなかったからBがBackかと思う。前に押し込んで後退、後ろに押し込んで前進ってのも変だし、#シフト を変えたらセンターにレバーが戻っちゃうのも、今何に入れてるのか、インジケーターを見ないと分からない。 pic.twitter.com/GJIkSNzyuO
— さくらデトロイト (@skrdtrt) June 3, 2019
https://twitter.com/yatch8416/status/1135586999857901571
安全確保して試してみてください!
プリウスDで止まりNへ。
ブレーキ放して
アクセル全開にしても
無反応。
アクセル全開にしたまま
指先でDにシフトすると、ヤバイ加速します!頭が真っ白になります!ブレーキ踏まないでNからDに入ることが欠陥
https://t.co/y6U5f8SuXG— XRPげんさん (@skierJP1) June 3, 2019
いくつかの意見をまとめてみると…
- そもそもレバーの動きが扱いづらい
- シフトが今どこに入ってるか分かりづらい
- ブレーキをふまずにNからDに入ってしまい急発進に
- Bをバックだと思ってしまう
- レバーを前に入れて後進、後ろに入れて前進
ということのようです。わたし自身はプリウスを運転したことがないので、これがどの程度ややこしいのかは実感できないのですが、確かに直感的にはわかりづらいシステムなのかもしれません。ただ、どんな車にも構造上のクセはあると思うので、乗るうちに慣れることはあると思うのですが…。
さらに専門家の方による、このような意見もありました。
そもそもプリウスを含め、ハイブリッド車に多いシフトパターン(プリウス以外のトヨタ車やホンダ車などにも多数使われている)の場合『Nレンジ』は使わない。もっといえば、Nレンジに入れようとするには多少知識が必要。シフトレバーを『N』と書いてある方向に長押ししない限り入らないようになっている。100歩譲って操作ミスでNレンジに入れてしまったとしよう(ホンダは入らない)。
その状態でアクセルを踏むと大きめの警告アラームが鳴り、警告ランプまで点く。異常な操作だからだ。普通ならココでおかしいと思うハズ。というか警告アラーム鳴ってるのに注意しないような人は「運転」という行為は止めるべきだ。そもそもハイブリッド車じゃないAT車など、NレンジはPレンジからDレンジに入れる時に通過します。ハイブリッド車よりNレンジの使用頻度は圧倒的に多い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20190601-00128374/
もちろん、メーカーも万全の安全対策をして設計をしているということですね。これは操作する側の問題なのかもしれません。
プリウスの事故のはアクセルやブレーキペダルに欠陥がある?
さらに、アクセルペダルとブレーキペダルに問題がある?と疑問に思う方もいました。
最近頻発するプリウスの暴走事故でクルマ側の原因は セレクターレバーやブレーキペダルに操作感が皆無に等しく 運転感覚に悪影響を及ぼしたからではと30プリウスを4年間所有していた私はそう思います。 pic.twitter.com/35BLQlua3f
— 徳太寺有垣 (@hideki_motokane) May 15, 2019
プリウスってペダルが全体的に左寄りにあるのでとっさに踏むのがアクセルになるんだと思うんだよね。こんなけ重大事故起こしとるんだからトヨタはいい加減対応して欲しい。シフトもペダルも。
— ユウジ (@KamomeYuji) June 3, 2019
プリウスのアクセルペダルがブレーキペダルに近すぎて、初めて乗った時
ブレーキとアクセル一緒に踏んでもたわ。アクセルペダルの位置を離すか
ブレーキペダルを運転者に近ずけるかしない暴走は起こり続けるでしょう!— ラーメン好きライダー (@morry17) June 3, 2019
静かに発進できるというメリットの反面、運転者がペダルを踏んでもあまり実感がない、ブレーキとアクセルの位置が近い、全体に左より…など。
確かに、これまでの高齢者の事故では「アクセルとブレーキを踏み間違えた」という証言がよく聞かれます。
しかし、一方でペダルの問題ではなく、やはり運転者の運転能力や身体に合っていなかったのでは?という意見も。
今度は大阪で高齢者の事故!又プリウスで足が悪かったようだ。運転ミス?プリウスはアクセル踏むまでは音がしない、だから音がするまで踏み込んだ?車の運転は車と自分の体が合った物を選ぶべきで運転するときにシートとペダルを踏む時に余裕がありすぎると駄目だ!まして足に不具合があるなら乗らない
— ran (@ranran034) June 3, 2019
https://twitter.com/Riess_flowers/status/1135689686955905024
それプラス、爺さんの運転だからね。プリウスの現車確認したけど、ペダル配置はアクセルとブレーキの踏み間違えを起こさないようにかなり離しているよね。問題はシフトセレクターだと思うよ。あれはややこしい。
— 怪しい薬屋 (@StrangePharmacy) June 3, 2019
確かに、一般的な車でペダルを誰もが踏み間違えるほどの配置にするとは思いにくいですよね。
プリウスの事故が多いのは老人のドライバーが多いから?
それでは、なぜ、こんなにプリウスの事故が相次ぐのでしょうか?池袋事故や、昨日の大阪での事故、さらに調べてみると過去にもプリウスで多くの死傷者を出してしまった事故がありました。
2017年10月に東京・吉祥寺の駅前で85歳の男性が運転するプリウスが暴走して歩行者7人にケガを負わせる事故が起こりました。
2016年には福岡市の病院にタクシーが突っ込んで、10人が死傷するという悲惨な事故を起こしたのもプリウスだったのです。「ブレーキを踏んだのに止まらなかった」と過去5年間に無違反だった64歳の運転手が証言したことも反響を呼びました。
しかし、プリウスの事故が多いというのは、単なるイメージという意見もあります。なぜなら、プリウスは日本で一番売れているクルマ。すべてのクルマが平均的に同じ条件で街を走れば、おのずと台数が多いプリウスの事故が多くなるのも当たり前のことなのです。
さらに、プリウスが中高年世代を意識してつくられたクルマであることもこの悪いイメージの一因なのかもしれません。
平成29年交通安全白書によると「75歳以上の免許保有者数は約513万人(75歳以上の人口の約3人に1人) で、平成27年末に比べ約35万人(7.3%)増加しており、今後も増加することが見込まれる」ということ。
つまり、日本国内のクルマ台数でのプリウスの割合や、メーカーが中高年世代を意識してマーケティングをしていることを考えると、おのずとプリウスを運転する老人が増えていくということです。
さらに、こうした背景を受けて、メーカー側も対応をしています。トヨタ自動車は2018年12月5日、販売店装着の純正用品(3年/6万kmのメーカー保証付)として、ペダル踏み間違い時に発生するクルマの加速を抑制する後付け機能「踏み間違い加速抑制システム」を発売しました。
もちろん、車メーカー側の高齢者にも乗りやすい、わかりやすい設計の車づくりも重要ですが、これらの安全システムを自らオプションで付けるなど運転する側の意識やスキルはもっと大きな問題なのだと思います。
さらに、「プリウスは事故が多い」というのは、あの池袋事故の報道やその後の飯塚院長の扱いについての波紋などにより、プリウスの事故画像が何度も何度もメディアに掲載され、悪いイメージがついてしまったのかもしれません。
まとめ プリウスの事故が多い理由はなぜ?シフトやブレーキペダルに欠陥がある?
6月3日、また高齢者が運転するプリウスが事故を起こし、けが人を出しています。
なぜ、こんなにプリウスの事故が多いの?と疑問に思う方も少なくありません。
シフトレバーの扱いにくさ、アクセルとブレーキペダルの構造などが原因にもあげられますが、根本的な問題は今後も高齢者ドライバーが増え、日本で一番売れているプリウスを運転する可能性が高いということ。
高齢化社会が進むにつれて、安全装置などをつけるなど車の設計を柔軟に変化させたり、高齢者やその家族の意識改革が必要になっていくのだと思います。
今回の事故でケガをされた方の、一日でも早い快復を祈ります。
※6月13日に行われた池袋事故の実況見分が物議をかもしています。詳しくはこちら↓ 池袋事故|実況見分で飯塚幸三が絶対に手を合わせない理由はなぜ?
プリウスは事故多くて当然です。
私は、個人タクシーの運転手をしています。
当時、法人時代の話をします。
当時、新車のプリウスがきました。会社の上司が私に新車きたから、担当にならないか?と言われ、乗ってみました。
1 貴方様の話の通り、いつの間にかDからハズレ、Nになっている。(警告音なってませんでした)
2 アクセル踏んで、走らない。(上記より)、普通の車はここで空ぶかしになり、エンジン音大等。ところが、ハイブリッド車でエンジンかかってないから、わからない。あれ?ってN?と確認、でもギヤのとこ見てもわからない。モニタを見なくてはならない。
(ギヤボックス事態みることおかしいが、モニタをみて確認はおかしすぎる。マニュアル車、オートマ車も普通みないで手の位置の感覚でわかる。余計なよそ見です。)音がでない(少ない)から歩行者も気がつかなかったり、遅れたりで逃げようがない。
一日乗って(6時間)で10回ぐらいモニタを目視、とても怖い。
3 視界が悪い。特に左後ろ。(東京では変則交差点、五差路多いし、左に寄る巻き込みにつながる)
たぶん、空力の為に、斜めが多く、視界を犠牲に?(私は、これも、発見の遅れにより、急ハンドル、急ブレーキが増え、それにより、操作ミスが助長されていると思っています)
4 ブレーキをかけると単一に効かない。一瞬、動作が遅れたり、途中で一瞬効かなくなる。(T社の営業に聞くと仕様との回答、電気ブレーキの為)いざという時に、間に合わない。
この時、Gパケ(クラウンコンフォートの上級版)がなんて、いい車か良くわかりました。
私は、当然、担当車拒否したのは勿論です。
前の斜めのピラーが細く横断歩道も見落としないです。逆にその為、強化された安全基準に適合せず、JapanTaxiに移行してしまいましたが。(Japantaxiは残念ながら良くない。)
当営業所では、4台のみ購入で辞めました。他の運転手からも人気なく、乗りたがらないのです。(安全に関する事でなく、もう1つ、お客さまの頭が天井ぶつかると言うプラス要素があります。一応安全以外のマイナスも言っておかないと正当な評価ができないので。)
コメントありがとうございます。そうですね。プリウスは乗りこなすのが難しいのかもしれません。特に高齢者にとっては慣れが必要ですね。
いえいえ、高齢者は慣れません。慣れたと思うのは錯覚です。新しい機能は避けるべきです。それと高齢者は体が硬くなって疲れやすく特にとっさの場合に足が動かず左寄りのペダルは甚だ不都合です。若い方には分らないでしょう。